■打倒!男尊女卑の家風(絵美さん / 34/ 法律事務所事務)

Your first breath took ours away
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義父はいまだに「男尊女卑」を絵に描いたような人。結婚した当初は、召使いのように家族に尽くす姑も、亭主関白な義実家の空気も苦手でした。旦那は偉そうにはしていないものの、傍観するだけ。 そこで私が考えたのは「姑の意見」を尊重すること。なにをするにも義父の意見がまかり通るなか、「お義母さんはどう思いますか?」「お義母さんは、どっちがいいですか?」と聞くようにしたのです。 最初こそ、義父に遠慮してなにも言えない姑でしたが、私が質問を繰り返していると徐々に、自分の意見を言ったりときには主張をするほどに変わってきたんです! いまでも義父が偉そうなのには変わりないですが、「おい、お茶!」と言われても、「手が離せないの、後にしてくださらない?」くらいは言えるようになりました。 いまでは義実家に遊びに行くたびに、姑が「これも絵美ちゃんのおかげよ。息子はいいお嫁さんを連れてきてくれたわ!」と笑顔で迎えてくれます。