キャスリーン・フリン 著 村井理子 訳
定価：本体1500円＋税 CCCメディアハウス
前作『ダメ女たちの人生を変えた奇跡の料理教室』では、料理ができないせいで自分に自信を持てなくなってしまった女たちに料理の基本的な技術を教え、彼女たちを人生にも家事にも勇敢な「家庭料理人」に変えた米国人料理家キャスリーン・フリンが帰って来ました！
今度の舞台は日本！ 築地で、料理教室で、日本の台所で…苦手に挑めば人生が豊かになることを教えてくれます。
「サカナレッスン」
魚がこわい人、必見！
米国人料理家キャスリーン・フリン。指導する立場の彼女自身にも、料理人として目をそらし続けてきた苦手があったのです。それが「魚」。一般的な米国人よりも、魚を食べるのは好きなほう。しかし、料理するとなるとどうだろう？
ある日、キャスリーンはアマゾン・シアトル本社のテストキッチンで、「魚を料理するのがこわい」という日系アメリカ人女性に出会ったキャスリーン。日系人でありながら魚がこわいなんて、としょげ返るその様子に同情を寄せる彼女でしたが、食文化から魚が切り離せない日本には、もしかすると「こわい魚」を克服するヒントがあるのではないかと考えるようになったのです。
苦手を愉しみに変える！
逃げないで、向き合う。人とともに。
魚がこわい―― 「苦手」のハードルに気づかないふりをしていた私。
わたしだけじゃない。 米国人も、いまどきの日本人も、魚を前に気が引ける。
米国人料理家の、苦手を愉しみに変えるチャレンジがはじまります！
「学ぶ」ことが選択肢を増やしてくれる
本書は人生における「苦手」に対するマインドの持ちようや、アプローチが「苦手」をいつしか違うものに変えていくということを知ることができる１冊になっています。「学ぶ」ということは選択肢を増やし、人生をきっと豊かにしてくれるはずです。
「魚がこわい」や「料理」そのものを克服するだけでなく、「苦手」に対するマインドについて考えるきっかけになってくれそう。レシピの解説には、フランス料理との共通点にも触れていてタメになりますよ。
キャスリーン・フリン 著 村井理子 訳
定価：本体1500円＋税 CCCメディアハウス
魚料理に苦手意識を持っている方、料理そのものが得意じゃないとネガティブになっている方、「自分だけじゃない」と元気にしてくれる一冊です！
文／タナカシノブ
