仕事上の付き合いや友だちと飲み会で、つい盛り上がってしまい、飲み過ぎてしまうこともありますよね。 翌朝、目が覚めて「もうお酒は飲まない」と反省しても、時すでに遅し。頭がガンガンしたり、吐き気がしたりして、「二日酔い」の症状が。 でも、急に仕事を休むこともできませんよね。そこで、二日酔いを少しでも早く治す方法について探ってみることにしましょう。
◆二日酔いしてしまう原因と対応
まず、二日酔いの原因は飲みすぎにあることは明らかですが、ここでは二日酔いによって体の中で何か起きているのか、そのメカニズムについて取り上げています。 ●アデノシンが原因の場合はコーヒーや牛乳がおすすめ お酒を飲むと、気分が高揚します。それは、お酒に含まれているアデノシンに血管を広げる働きがあるからです。 血管が広がった状態が長時間続くことによって、血管が炎症を起こしてしまい、二日酔い特有のズキンズキンとした頭痛を引き起こしてしまうことになるのだそうです。 アデノシンが原因の場合は、広がってしまった血管を収縮させる必要があります。そのため、血管を収縮させる作用が期待できるコーヒーや牛乳など摂取するようにすると良いでしょう。
ちなみに、頭痛薬の原料として使われている無水カフェインは、コーヒーのカフェインに多量に含まれていますので、血管を収縮させる作用が期待できるのです。 ●脱水が原因の場合はスポーツドリンクなどのイオン系飲料がおすすめ 最も多い二日酔いの原因は「脱水」と言われています。 脱水が起こってしまうことによって、頭痛、身体のだるさ、吐き気、食欲が無いなどと言った症状が起こってしまいます。 アルコールには利尿作用がありますので、実は飲んだアルコール量よりも多くの水分が体外に排出されることになってしまいます。 アルコールを50g摂取すると600~1000mlの水分が体外に排出されてしまうと言われています。アルコール度数があまり高くないビールの場合、飲んだビールの量と同じ水分を失ってしまうことになりますが、アルコール度数の高いお酒の場合は飲んだ量よりも多くの水分が排出されてしまうことになります。 失ってしまった水を効率よく補給する必要がありますので、スポーツドリンクなどのイオン系ドリンクを摂取して、体内に留まっているアルコールを排出するためにしじみなど魚介類のみそ汁がおすすめです。