「節約が苦手」「貯金ができない」と悩んでいる人も多いのではないでしょうか。もしかすると、それは財布の使い方に原因があるかもしれません。
そこで今回は、お金を貯めている人がどのように財布を使っているのか、ご紹介します。
■余計なものは入れない
最近では収納力の優れたお財布が多いため、カードが何十枚も収納できるウォレット(大型の財布)に人気が集まっています。
厚みがあるのでお札をたくさん入れることが可能ですが、実際はレシートやポイントで、パンパンになっている人も多いかもしれませんね。
家計簿をつけるためにレシートは必要ですが、財布の中に順不同に入れておくと、どこに何があるか分からなくなるため、家計簿がきちんとつけられないこともあります。
また、割引券などをもらったとき、いつか使うだろうと財布に入れたままにしておくと、財布の中がぐちゃぐちゃになる原因になってしまいます。 家計簿をつけるためにレシートを集めている人の中には、レジでもらったレシートをその都度スマホで撮影しておき、レシートを捨てるという人もいるそうです。
最近ではレシートを撮影すると、勝手に仕分けをしてくれる便利な家計簿アプリもありますので、そうしたものを活用すると、財布の中がスッキリします。
また、割引券は自宅に置くようにし、そのお店に行くときに持っていくことを習慣づけましょう。割引券を発行しているお店であれば、ネットでクーポンを配布していることも多いので、同じようなクーポンがあれば割引券は処分するなど、工夫しましょう。
■カード類の数が少ない
お金を貯めている人のお財布の中には、あまり多くのカード類が入っていません。最低限必要なカードが入っているだけなので、お財布の中は常に余裕があります。
そこで、財布の中に入れるクレジットカードは限定して持つようにしましょう。というのも何枚もクレジットカードを持ち歩いていても、結局使うカードは1、2枚だったりしますよね。また、複数のカードで買い物をしていると、いくら自分がお金を使ったのか、請求額はいくらになるのか分かりづらいからです。
使うクレジットカードは1~2枚に絞っておくと、その月の支出が分かりやすくなります。毎日の食材を購入するスーパーでの買い物も、クレジットカードで購入すると履歴がすぐに分かりますので、家計簿代わりにもなります。 最近ではポイントカードとクレジットカードが一体になっているものも多いので、できればポイントカード機能がついたものを選ぶと、余計なポイントカードを持ち歩く必要もありません。
クレジット決済で利用した金額分だけポイントがつきますので、一石二鳥と言えそうです。 また、さまざまな店のポイントカードも、財布をふくらませる原因の一つです。
ポイントカードを提示すると割引になったり、ポイントをためると特典が付いたり、いろいろとメリットがありそうですが、裏を返せば、ポイントによって私たち消費者の行動が制限されしまっているとも言えるのです。
ポイントカードがあるばかりに、ついお店をのぞいては不要な商品を購入したり、ポイント〇キャンペーンだから買わないと損してしまうと感じたり。 そこで、最近は、ポイントカードの加入をすすめられても、断るという人も少なくないようです。
どうしてもポイントカードが必要なら、お店独自のアプリがある場合もあるので、よく利用する店はアプリをダウンロードしておけば、困ることはないでしょう。