■快眠を遠ざける習慣をやめよう
睡眠でしっかりと疲れを取るためには、まずぐっすりと眠る必要があります。とはいえ「よし、眠ろう!」と思ったからといって、人間の体はすぐに熟睡できるわけではありません。私たちにとって身近な習慣が、熟睡を妨げてしまっているケースも少なくありません。 快眠を遠ざける習慣としては、以下のようなものが当てはまります。 ・就寝時間直前の入浴
・眠る直前までスマホを見る
・Tシャツやジャージで眠る
・眠る前にアルコールを摂取する 身体や脳が眠りにつくためには、さまざまな準備が必要となります。直前の入浴やスマホは、脳と身体に刺激を与えてしまうもの。どちらも、就寝時間の1時間前までに終わらせることを新習慣にしてみてください。 また眠るときの格好としては、パジャマが最適です。身体への締め付けがないために、リラックスして過ごせるでしょう。 眠れないときに寝酒を飲む方もいますが、残念ながらこれも逆効果です。一時的には眠気がやってくるかもしれませんが、睡眠全体の質は確実に低下してしまいます。深夜に目が覚めてしまうなど、「ぐっすり眠って疲れを取る」とは真逆の行為になってしまいますから、十分に注意しましょう。
■寝室の環境にもこだわってみよう
睡眠時間にしっかりと疲れを取るためには、寝室の環境を整えることが大切です。まずは寝具が自分の身体に合っているかどうか、確認するところからスタートしてみてください。 例えば柔らかすぎるマットレスや枕は、ふわふわしていて気持ちが良いのですが、かえって身体に負担を与えてしまう可能性があります。高反発タイプで、身体をしっかりと支えてくれるタイプを選んでみてください。寝返りなども楽に行えるようになり、睡眠中の疲労回復効果を高めてくれることでしょう。 枕については、自分自身の体型や寝方によっても、ベストなタイプ・サイズは変わってくるものです。普段は何気なく選んでしまいがちですが、一度プロにチェックしてもらうのもオススメの方法です。 お気に入りの寝具を揃えたら、あとは日ごろのメンテナンスにも気を遣ってみてください。ベッドルームは、ホコリや湿気が溜まりやすい場所でもあります。これらの問題を放置すれば、ハウスダストなどの影響により、睡眠の質が低下してしまう恐れがあります。 最低でも週に一度はしっかりと清掃を行い、気持ちよく眠れる環境を整えてみてください。ベッドルームを自分自身の手で整えることで、気持ちもきっと落ち着くことでしょう。睡眠と向き合う意識も高まりますから、より一層心と身体を癒やす効果も高まるのではないでしょうか。
■まとめ
朝起きたときから、なんとなく身体がだるい……と感じている方はいませんか? しっかりと睡眠時間を確保しているつもりでも、実は熟睡できていない!なんてことも考えられます。睡眠時間も貴重な時間ですから、しっかりと眠って効果的に身体を回復させたいところです。 しっかりと眠って疲れを取るためのコツとしては、眠るときの姿勢や眠る前の生活習慣、そして寝具選びやメンテナンスなどのポイントが挙げられます。今の自分に欠けているポイントがどれなのか、まずは見極めるところからスタートしましょう。 落ち着いて眠れる環境が整ったら、きっと朝の気分にも変化が現れるはずです。もっと前向きな気持ちで、毎日の生活を楽しめるのかもしれませんね。「たかが睡眠」と思わず、ぜひ真剣に向き合ってみてください。