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■眼精疲労に効くツボを刺激して痛みや疲れを和らげる

眼精疲労はなんとかしたい、でもパソコンやスマートフォンを使う時間を減らして目を休めることも難しい……そんなときには、別の方法で疲れた目をケアしてあげましょう!


簡単に試せるケアのひとつがツボ押しです。疲れ目に効果のあるツボを刺激するだけで不快感の緩和やドライアイの改善などが見込めます。


目の周りの凝りや疲れ、痛み、不快感などを和らげるには「睛明(せいめい)」というツボを刺激するのがおすすめ。目頭近くのくぼみ、鼻の付け根の両端と覚えましょう。


この睛明というツボは、目をつむり、左右を両手の人さし指で押して刺激します。外側から内側に、鼻の付け根を両手の人さし指で押して挟むようなイメージで押してください。仕事中など、疲れたときにすぐ刺激できる便利なツボです。


ドライアイの改善に効果が期待できるのが、「眼睛」という足のツボです。


足のツボといっても足の裏にあるわけではなく、甲の方にあります。甲を触るとそれぞれの指の骨が肌の上から感じられるかと思いますが、人さし指と中指の骨の間が眼睛です。


眼睛は、親指の先を当てて30回ほどもむように刺激します。もしくは、もう片方の足のかかとを眼睛に当ててぐりぐりと軽く踏むように刺激するという方法でもオーケー。休憩時間であってもオフィスで足の甲をもむのは難しいですが、ちょっと靴を脱いで足を踏むくらいならできそうですよね。ドライアイがつらいときにはぜひ試してみてください!

■目の周りをほぐす! 「眼」のストレッチ

肩こりなどの原因にもなってしまう眼精疲労。目が疲れてしまったときに効果的な「眼」のストレッチをご紹介します。


手元のスマートフォンやパソコン、本やノートなど、すぐ近くにあるものを見ているとき、目は内側に寄っています。長い間近くを見つめているとずっと内側に寄せ続けることになり、当然目を支える筋肉が疲れて眼精疲労に。肩こりや頭痛の原因にもなります。


そんなときにおすすめしたいのが、寄り目ストレッチ。寄り目にしたり元に戻したりを繰り返すことで、疲れた目をほぐすことができます。


何もなしに繰り返すのは難しいので、簡単な方法をご紹介。まず人さし指を目から30cmほど離した位置に出し、それを眺めます。そこから指をだんだん目に近づけ、しかし視線は外さないままにしていると自然と寄り目になってきます。ピントが合わない位置まできたらまた元の位置まで目を離します。この手順を10回ほど行うと、目の疲れがすっきりするはず! ぜひ試してみてください。

■目の周りを温めて血行改善

目の周りが冷えて血行が悪くなると、ドライアイの原因になります。アイマスクや蒸しタオルなどを使い目元を温めると血行が改善され、目の乾燥も和らぎますよ!


仕事中など、すぐにはアイマスクや蒸しタオルを用意できないときには、両手をこすり合わせて一時的に温め、目の周りを覆って休む「ホットシエスタ」がおすすめ。ほんの5分ほどでもぐっと楽になるので、短い休憩時間でもかなりリラックスできます!