<3.名刺交換の基礎>
名刺交換といえば、日本のビジネスマンの挨拶の基本です。
スマートに名刺交換ができたら、相手に好印象を与えられますよね。
では、名刺交換の仕方をご紹介します。
その前に、名刺入れや名刺が汚れていたり、折れていたりしていないかどうかを確認してくださいね。
折れたり、汚れたりした名刺は相手に対してとても失礼に当たります。 1.名刺入れから名刺を取り出す。
2.名刺を名刺入れの上に置き、重ねて持つ。
3.自己紹介をする。
4.右手で名刺を渡し、左手で名刺を受け取る。
名刺を渡す時は、相手の方に字が読めるよう向きを変えて差し出します。また名刺入れは左手に持ち、名刺入れの上に重ねるように受けましょう。
5.「よろしくお願いします」などとあいさつを交わす。
この時、相手の名前の読み方を確認するのもOKです。
6.応接室や会議室などで、席に着く場合は、机の上に名刺入れ、その上に頂いた名刺を置いておく。 名刺を渡すタイミングや注意点は以下の通りです。 ・上司の名刺交換が終わってから行う。
・目下の者から名刺を差し出す。
・訪問者から名刺を差し出す。 名刺を渡す際、目下の者は下から渡すというルールがありますが、下げ過ぎると名刺が受け取りにくいので、位置を下げ過ぎないようにしましょう。
最初は戸惑うこともあるかも知れませんが、例えば家族や友人相手に練習すれば、すぐに慣れてできるようになりますよ。
<4.身だしなみの基礎>
近年はクールビズの導入や、スーツ・制服などの廃止を掲げている会社も多くなっていますので、昔に比べると服装や髪形はかなり自由になってきています。
しかし、まだスーツ着用を義務づけている会社の方が多いでしょうし、社会人として「なっていない」と思われないように、最低限の身だしなみはビジネスマナーとして守るようにするべきです。
どれもそんなに難しいことではありませんし、相手に好印象を持ってもらえますので、ぜひ実行してみてください。 髪型:清潔であることが第一です。寝ぐせなどはできる限り直しましょう。
服装:スーツやブラウスなどは、しわのないものを着用しましょう。最近はノーアイロンシャツも手ごろな値段で販売されていますので、忙しい方は活用してください。スカートは極端に長い、短いものは避け、ひざ丈程度のオーソドックスなものをチョイスするのがベストです。ネクタイをする場合は、曲がっていないかどうかを鏡で確認しましょう。スカーフ等も同様です。
靴:意外に足元は人に見られます。靴の値段よりもきちんと手入れされているかがポイントです。泥はねやホコリなどは磨いて取っておきましょう。
顔周り:男性のひげは、きちんと手入れされたものならともかく、無精ひげは絶対にNGです。きちんと剃っておきましょう。女性の場合、お化粧はナチュラルメイクを心がけましょう。一目でわかるカラーコンタクトや濃いメイクは、ファッション業界ならOKかもしれませんが、一般的な業種では厳しい評価を受けても仕方ありません。個性を出すならあくまでプライベートで楽しむのが「できる女」です。 ビジネスマナーは、多くの人と気持ちよく仕事を進めるための礼儀であり、知っておくことで相手の信用を勝ち取り、次の仕事へのきっかけになる場合もあります。みなさんの活躍を期待しています。