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日本各地には、湧き水や滝がたくさんあります。そうした場所には、マイナスイオンが多く発生していて、その場にいるだけで癒やされたり、疲れが吹き飛んだりするという人もいます。


そのため、パワースポットに称されて、多くの人がパワーを求めて訪れています。今回は、ぜひ訪れてみたい、湧き水や滝のパワースポットをご紹介しましょう。

■熊本県の池山水源

熊本県は、活火山である阿蘇山があり、「火の国」として有名です。その阿蘇山のある阿蘇は自然も豊富で、その中に水の名所である「池山水源」があります。


池山水源は毎分30トンという豊富な水量を誇り、水質も良質なため阿蘇の名水としても有名になっています。実際に、環境省の名水百選にも選ばれているのです。 もともと飲み水や農業用水に使用されていたのですが、現在では地域住民によって清掃活動なども行われているため、上質な水質が保たれていて、そのまま飲用することもできるほどなのです。


水くみ場なども作られたため、県内だけでなく県外からも多くの観光客が訪れ、阿蘇の名水をくんで持ち帰っているようです。 最寄り駅はJR豊肥本線の宮地駅になります。駅から車で30分ほど北に向かったところに採水地があるので、車がないと厳しそうです。もちろん、駅からタクシーが利用できるので、電車で来てもよいでしょう。


大自然の中にあり、森の中に水が湧いているといった感じの池山水源は四季折々の景色も楽しむことができます。小さな滝もあり、水温は1年を通じて13度~14度と冷たく、夏に訪れるとひんやりとしたおいしい水を楽しむことができそうです。

■北海道の京極のふきだし湧き水

名水で押さえておきたいのが、北海道の京極の水です。これはペットボトルでも販売されている有名な水です。もちろん、環境省の名水百選にも選ばれています。


蝦夷富士と呼ばれる羊蹄山の雨水や雪解け水が自然の中でろ過されて、さらにミネラル分が加えられて湧き出る水は日本でも最大級となっており、1日で8万トンもの湧き水があります



ふきだし公園という名の公園として整備されていますし、近くには駐車場もあるのでアクセスはよくなっています。吹き出し公園の奥には滝があるのですが、1本の大きな滝というわけではなく、何個にも分かれて左右に広がっています。


ペットボトルで販売されるほどの水ですから味はもちろんですが、それ以上に周辺の景観が素晴らしいのです。