娘きっかけのダイエットで15キロ減「今は孫のため」

── 娘さんは無事に妊娠期間を過ごし、出産を迎えられました。「目に入れても痛くない」と言われる孫の誕生はいかがですか。

 

ままるん:本当にかわいいです。自分の子どもが赤ちゃんのころは、泣いていたら慌てていたのですが、孫は泣いている姿も愛しいですね。「泣いていいのよ」と思えるのは心の余裕があるからかもしれません。

 

今は3時間おきの授乳やお昼寝の時間があって、好きなタイミングで会えないのはさみしいのですが、これからどんなふうに大きくなるのか、どんなものを食べるのかも楽しみで。「スイーツはやっぱり手作りがいいかしら…」なんて話をするのですが、「ママが考えなくていいことだから」と娘には言われます(笑)。

 

2年前にダイエットを始めたことをきっかけに栄養についても学んでいるので、やっぱり孫のこととなると気になってしまいますね。

 

── ダイエットを始めたのは娘さんの勧めだったそうですね。運動のほかに食事も見直されたそうですが、ダイエットを始める前の食生活はどのようなものでしたか。

 

ままるん:食べることが何よりの生き甲斐で、好きなときに食べて、好きなときにお酒を飲んで。普段の飲み物はコーラ。チーズや揚げ物、味が濃いものが大好きで野菜はあまり食べず、お水もほとんど飲んでいないような生活でした。

 

娘と一緒にパーソナルトレーニングジムを経営しているのですが、私は裏方で、従業員のために働くのが役目で、私が痩せていようがいまいが、関係ないと思っていたんです。若い頃は痩せていて、子どもを産んでから太り始めたのですが、太ってるんじゃなく「幸せが詰まってるだけ」なんて言ってね(笑)。

 

健康診断ではここ数年、「あと0.1数値が上がったら糖尿病」と言われ続けていました。娘が結婚して、まだ子どもがいなかったときから「長生きしてほしいからダイエットして」と言われていて。娘は心配性なので、「私が病気になってしまうんじゃないか」と常に気にかけてくれていたんです。ようやく重い腰を上げたのが2年前。そこから食生活を見直してトレーニングを始めたら、80キロ代だった体重が65キロまで減りました。

 

── すごい変化ですね。どうやってダイエットのモチベーションを保ってきたんですか。

 

ままるん:みなさんにもお勧めしたいんですけど、私は「これは仕事だ」と思うようにしたんです。仕事だからサボれないというマインドですね。

 

── そうは言っても、なかなかダイエットは続かないという人は多いです。

 

ままるん:私の場合はですが、仕事に置き換えたので「このミッションをクリアしないと、自分は仕事ができない人になってしまう」と脳内変換していました。この考え方が私にはうまくハマって、トレーナーさんと栄養士さん、理学療法士さんとの勉強会も、当事者意識を持ってしっかり聞くようになりました。

 

トレーニングはもちろん、学んだことを実践してみると、「ゆっくり食べたら満腹中枢が上がるって本当だ」とか「お水ってやっぱり体にいいんだな」と思えて、「食べる意味があるの?」とさえ思っていたお野菜も「甘くて美味しい」と思えます。これまでダイエットをしたことがなかったのですべてが新鮮で。もうね、今はちょっとした坂道もスイスイ歩けるし、足の爪も切れるようになりました(笑)。

 

おばあちゃんとしてはまだまだ新人なのですが、孫が生まれた今は、孫のためにもずっと元気でいなきゃという気持ちでダイエットに取り組んでいます。

 

取材・文:内橋明日香 写真:ままるん