子どもの幼稚園入園にあたり、決めたマイルール

── やはり気は遣いますよね。一方、プライベートでママ友といるときはどんな菊地さんなんでしょうか。

 

菊地さん:コロナ禍での妊娠・出産だったので、長女が小さいときは外に出られる機会が少なく、あまりママ友がいませんでした。SNSでママたちにいろいろ教えてもらい、先輩のように感じていました。

 

独身時代は「ママ友って仲よくなれるのかな?」と感じていましたが、長女が幼稚園に入園してからは、なんでも話せるママ友に恵まれ、本当に助けられています。私がこの仕事をしているから特別というわけではなく、フラットに接し、なおかつ配慮もしてくれます。子どもを家族に預けて、ママだけで飲みに行ったことがあるのですが、こんなに仲よくなれるなんて思いませんでした。

 

菊地亜美
次女出産前、友人たちが企画してくれたサプライズのベビーシャワー

── お子さんはそんなママをどう思っていますか?

 

菊地さん:幼稚園の絵本の読み聞かせに行くとき、長女に「ふつうにしてね」と言われました。絵本を読むときの私はオーバーリアクションらしく、やりすぎないでね、と(笑)。長女は私の仕事について知っていて、テレビを見て「これはママ」と言いつつ、私の仕事に興味はないし、自慢するわけでもないんです(笑)。

 

今年、年長ですが大人みたいなことも言うし、口が達者で。ここまでの子育ては本当に早かったです。仕事も大好きなんですが、娘が4、5歳など幼いころの経験は今しかありません。私の場合は子どもとの関わりを優先するほうが、仕事も頑張れると思っています。

 

長女が幼稚園に入園するにあたって、自分で必ず守るべきルールを決めたんです。お迎えに行けなかったり、幼稚園終わりの公園遊びに付き合えなかったりするけれど、幼稚園行事には必ず出席すること。どんな小さな懇談会にも必ず出席して、今のところ皆勤賞です。ママ友たちには「忙しそうだけど、よく会うね」と、不思議がられているかもしれませんが、実は必死で予定調整を(笑)。

 

子育て優先は大前提ですが、仕事もできる範囲でしっかり、という微妙なバランスのなかで、これだけは譲れない部分です。娘の成長を一緒に見守ってくれる幼稚園やママ友との時間を大事に過ごしながら、自分にとって何が今、最重要なのかを見失わずにいたいです。

 

取材・文:岡本聡子 写真:菊地亜美、株式会社レプロエンタテインメント