「それはマミーギルトです」と、SNSで読者に指摘を受けたという菊地亜美さん。妊娠・出産を経て肩の力が抜けた自然体で仕事に向き合えてきたものの、仕事に対して一生懸命になりすぎて家のことが疎かになると罪悪感を抱くことがあったそう。自身が作り上げた理想の母親像に苦しんだ日々。2児の育児を経て「自分の正解」を選べるようになるまでの心の変化とは。
読者の指摘で気づいた「罪悪感」の正体
── アイドルグループ「アイドリング!!!」卒業後、バラエティ番組や化粧品プロデュースで活躍する菊地亜美さん。2020年に長女、2025年に次女を出産し、仕事や育児で忙しい毎日を過ごしています。妊娠・出産を経て、仕事の仕方に変化はありましたか?
菊地さん:仕事が好きなので、以前は依頼された仕事をすべて受けていました。でも、出産してからは時間の関係でできないこともあると、腹を括りました。ムリをして仕事をたくさん入れても、家族との関係性が悪化したり、私もイライラしたりして、誰もハッピーにはならないと思ったんです。だから「やる気はありますが、夜は仕事を入れられません」「泊まりの仕事はできないです」と、仕事相手に正直に伝えることに決めました。
また、私はそれまでの芸能人生で力を抜くことがいっさいなかったのですが、妊娠・出産を通して、今まで知らなかった「素のままを大切にする力の抜けた自分」があらわれて驚きました。妊娠中から始めたYouTubeでも、「力を抜いた亜美ちゃんでもいい」という声をいただき、これでもいいんだと気づきました。

── YouTube「あみちゃんねる」での菊地さんは自然体、悩みも等身大で親近感がわきます。仕事と育児のバランスで考えることはありますか?
菊地さん:せっかく肩の力が抜けても、やっぱり仕事も頑張りたい自分があらわれるときがあります。とくに私は、仕事をたくさん入れて一生懸命やりすぎると、家のことが疎かになり、すごく罪悪感を持ってしまうタイプなんです。この間、この悩みをインスタグラムに書いたら、「それはマミーギルトです」と、読んだ方が教えてくれました。たとえば、仕事が忙しくて子どもと過ごす時間がとれなかったり、疲れてしまって買ってきたお惣菜で済ませたりして自己嫌悪に陥ったり…。「これ、めっちゃ私のことだ!」って。
でも、みんなが同じように罪悪感に苦しむわけではないですよね。罪悪感を覚えるかどうか、そのポイントも人によってまったく違います。私はたくさん仕事をして家のことができないと、「何のために仕事してるんだろう」と悩んでバランスをとるのが大変なのですが、いっぽうで「お弁当だけはしっかり作ってるから大丈夫」という人もいるみたいで、100人いれば100通りの育児や悩みがあると実感します。