結婚当時、5軒の家を所有していた加藤綾菜さん。その予想外の維持費を知った綾菜さんは、金銭面や夫の年齢も考え、結婚後に2人の暮らしに見合った家への住み替えを考え始めます。夫の説得、不動産屋との売却交渉を経て、辿り着いた「理想の終の住処」とは。
5軒の家に毎月高額な維持費「私はおおいに気になった」

── 加藤さん夫婦は2018年に大きな家からあえて小さいサイズの家に住み替えをしたそうですね。まず、引っ越しをする前の家の状況について教えていただけますか?
綾菜さん:居住用として、一軒家とバリアフリーのマンションを、その他にもハワイや地方に家があり、計5軒も保有していました。
結婚してしばらくは、螺旋階段のある3階建てのお洒落な一軒家に住んでいましたが、旦那さんが病気を患ったこともあって、バリアフリーのマンションをメインに住むように。広いリビングに、旦那さんがドラムなどの趣味に没頭できる部屋もあるほか、衣装部屋やトイレ、お風呂も2つずつあって。私もお気に入りでした。
── 一流芸能人とはいえ5軒も。旦那さんは家にこだわりがあるのでしょうか?
綾菜さん:いえ、全然ないですね。旦那さんはずっと忙しかったので、マンションの内覧はマネージャーさんに任せ、自分は家を見ないままマンションを買ったみたいです。私も最初は把握しきれていなかったのですが、結婚してしばらくした頃に、各所から管理費や維持費のお知らせが来て、びっくりして。旦那さんに聞くと「そう!前に買ったんだよ」って。
── 綾菜さんは、結婚してから初めて他に家があることを知ったのですね。
綾菜さん:そうです。しかも、住んでいた家以外は空き家同然の状態で放置されていたので、私も時々掃除だけしに行きました。ただ調べたところ、5軒分の維持費だけでかなり高額だったことがわかって…。
旦那さんはパーキンソン症候群を患ってリハビリをしていた時期があるのですが、家にいない間もその維持費だけがどんどん出ていく。旦那さんはまったく気にしていなかったのですが、私はおおいに気になりました。5軒も必要ないし、年齢を考えて、もう少しコンパクトな家に住み替えをしたほうがいいんじゃないかって。
── 旦那さんは住み替えに賛成でしたか?
綾菜さん:はじめは全然、乗り気じゃなかったですね。「このままいくと、維持費や管理費が大変」と伝えても、「払えるから大丈夫」と言って興味なくて。だからすぐに作戦を変えました。ミニマリストや、実際に住み替えをした人の動画を探して、さりげなく見せるようにしたんです。