末っ子体質を活かして軍団の中を泳ぐ日々

── たけし軍団というグループで活動するなかで、競争意識が芽生えたりはしなかったのですか。

 

ラッシャー板前さん:いや、全然(笑)。たけし軍団って、良くも悪くも、そういう競争心が強くないんです。『スーパーJOCKEY』(1980〜90年代を代表するお笑いバラエティ番組)などで、団体芸として番組を盛り上げてきたからかもしれません。挑戦企画でも、最初の人が成功したらコーナーが終わっちゃうから、最初の人は「難しさを見せる役」を担う。それに続く2番手、3番手で盛り上げる。そういう役割分担が体に染みついていました。

 

ラッシャー板前 ダンカン
たけし軍団としての活動も盛ん。YouTubeチャンネル『たけし軍団TV』でオンライン飲み会を配信したことも

── 軍団が40周年を迎えても、仲よく活動できる理由がそこにあるのかもしれませんね。ラッシャーさんは、軍団の中で、ご自身の立ち位置をどう捉えていましたか。

 

ラッシャー板前さん:末っ子だと思っています。兄さんたちの特徴をわかったうえで、どこまでやったら怒られるか、匂いを嗅ぎわけながら、うま~く泳いでいますよ(笑)。ただ、仕事で手抜きはしません。師匠の付き人の仕事もそうですけど、やるべきことは寝る間も惜しんでしっかりやります。だから兄さんたちも「ラッシャーもがんばってるよな」と認めてくれるんでしょうね。

 

取材・文:鷺島鈴香 写真:ラッシャー板前、株式会社TAP