子宮に持病。生理になっても血液が排出されない

── 聞き慣れない病名ですが、子宮留血腫とは、どんな症状なのでしょうか。

 

荒木さん:月1回の生理で排出されるはずの経血が排出されない状態になるんです。3、4か月ほど血液が排出されない状態を何度も繰り返しているうちに、腹痛が起き、高熱が出てしまって。一度、手術も経験しました。この病気は、閉経後の女性に見られることが多いらしく、30代半ばで発症するのは珍しいようなんですけど…。そのときは、「子宮が血液でパンパンになって子宮膜が薄くなり、破裂しかねない状況」と医師から説明されていました。

 

人間ドックを受ける少し前にはその病気が再発してしまい、医師から「子宮に血が溜まっています。近いうちにまた精密検査をしましょう」と言われていたんです。だから、人間ドックで見つかった腫瘍も、子宮留血腫のことだと思っていました。

 

でも、人間ドックから2週間ほど経った頃、仕事から帰ってきたら検査結果が届いていて。見てみると「高度異形成あり」と書かれていたんです。調べてみたら、子宮頸がんになる直前の段階のことだと。とにかく驚いて、すぐ精密検査の予約をしました。まさかクリスマスにそんなことになるなんてと落ち込んだし、体を大事にしないからこうなってしまったんだと自分を責めました。しかも、年末年始は病院が休診だったので、その間はすごく不安でいろいろと悪い想像をしてしまって。

 

── 年末年始の間、本当に不安だったでしょうね。

 

荒木さん:そうなんです。自分でいろいろ調べて、「もしかしたら子宮頸がんかもしれない、どうなっちゃうんだろう」とすごく不安でした。「進行がんかもしれない」という思いが頭をよぎり、夜中に涙が止まらなかったこともありました。「もしかしたら、死が近いのかも」って。