子どもにもプライバシーはある

── 学校側がどこまで許容しているのか?事前確認も必要そうですね。
京師さん:そうなんです。GPS機能の併用も期待してキッズ携帯を購入したのに、学校から「携帯電話の持ち込みは禁止です」と言われ「GPS単体の機器を買い直しました」という話も聞いたことがあります。
GPSであっても「位置情報特定機能のみ可」「録音機能つきは許可証必須」など細かく定めている学校もあるので、事前に先生に確認、相談したほうがよさそうです。
── お子さん自身の気持ちもありますよね。
京師さん:何より大切なのは、子ども自身の気持ちですよね。子どもにもプライバジーがあるので、無理やり持たせるのはもってのほかです。最初に、「なぜGPSが必要であるか」を伝え、理解してもらい、ルールを決めてから持たせる重要性は、私も親御さんに説いています。
「こういうときにあなたを守るもの」と伝え、安心感を与えてくれるものだという意識が根づけば、自発的に所持してくれるようになります。京都府の事件のように、行方不明に関する報道があったときにはGPS機器について親子で意見交換するのもよいと思います。
── 携帯させる際は、どこに入れておくのがよいでしょうか。
京師さん:SOS機能の付いたものはポケットなど、すぐに取り出せる場所がよいです。ただ、基本的に頻繁に取り出すものではないので、カバンの底など見えづらい場所に入れておきましょう。
誘拐犯は、子ども携帯を即取り上げますし、GPSも見つけると奪われてしまいます。所持していることや、入れている場所を伝えるのは必要最低限の大人(両親、親族、先生)に留め、所持を不特定多数の人に知られないようにしてほしいです。「取った」「取られた」などお友達とのトラブル回避にもつながります。