若林さんは僕たち以上にビックスモールンの芸に詳しいかも

── そんなビックスモールンさんの芸を気に入ってファンを公言されているのが、お笑い芸人・オードリーの若林正恭さんだそうですね。

 

ゴンさん:いやいやファンではないですが、『オードリーのオールナイトニッポン』でよくビックスモールンの話をしてくださいます。若林さんとはもう長くて。同じ事務所に入った時期が近くて、25年くらい一緒に芸人の世界で生きてきたから、僕たちの芸のこともよく知ってくれているんですよ。事務所を退所した今でも僕らの活動を気にかけてくれてて、LINEをくれたり、たまに2人でご飯に行ったりしてます。もしかしたら、僕たち以上に、ビックスモールンの芸に詳しいかもしれないです。

 

── 2024年10月、海外で有名な公開オーディション番組『ゴット・タレント』のスペイン版にビックスモールンさんが出演し、セミファイナルに選ばれたときも、若林さんからアドバイスされた「闘牛」と「サクラダファミリア」の芸を披露されていたとか。

 

ゴンさん:はい。若林さんってすごく天才気質で、僕が相談すると「こういう場だったらこの芸だよね」とか、僕たちのアピールポイントを新しい角度から考えてくれるんです。おかげでスペインの『ゴット・タレント』ではすごくウケて、『ゴット・タレント』本家のイギリス版にも出演することができました。

 

ビックスモールン
2025年4月、イギリスの人気公開オーディション番組『ブリテンズ・ゴット・タレント』に出演。審査員からの高評価を得た

この番組は海外でも有名ですが、スペイン版のオファーがあったときは、渡航費用や宿泊費は自分たち持ちという条件でした。それでも次に繋げるためには絶対に出演したほうがいいと思っていたんですよね。セミファイナルにまで進めて本当によかったです。若林さんにも感謝しています。

 

「世界でウケるとかスベるかとか、いまだに挑戦し続けてること自体、めちゃくちゃ羨ましいよね!」って、若林さんに言われたことがあるんですよ。ふたりで焼鳥を食べながらもの凄い熱量で(笑)。ビックスモールンの芸って、よく考えたら、おじさん同士が体をくっつけあってお金を稼ぐ仕事じゃないですか(笑)。若林さんは、そんな僕たちの芸を理解してくれてて、国内外の仕事のことを報告すると、自分のことのように喜んでくれるんです。ありがたいですよね。

 

取材・文:たかなしまき 写真:ゴン