元・歌舞伎町ナンバー1のパパは気遣いの神(笑)

── 城咲さんは出産前から育児に前のめりだったそうですね?
加島さん:プレママ教室に予約したときも「一緒に行っていい?」と乗り気で、抱っこや沐浴、おむつ替えの練習にも積極的。彼は料理ができるので、つわりのときも助かりました。食欲がないときに、小さいおにぎりを作って食べていたんです。それを見て、チキンライスとか、いろいろな味の「チビおにぎり」を作り、留守中でも困らないようにストックしてくれていました。
── なんでも器用にできるところはさすがですね!
加島さん:一番うれしいのは私が「これをやって!」と言う前に「何かやることある?」と聞いてくれること。仕事に行く前も「俺がやれることある?」と必ず聞いてくれるから、そのときは神のように崇めています(笑)。
── さすが、元・歌舞伎町ナンバー1、気遣い能力が高いですね。パパとしての活躍ぶりはいかがですか?
加島さん:生活面では料理からゴミ出しまで、育児面も「パパママ学級で一緒に練習したからできるはず!」とやる気を引き出し、どんどんお任せしています(笑)。細かいところはさておき、ミルクの準備やおむつ替え、沐浴など、積極的に育児を楽しもうとしてくれる姿は微笑ましいものです。
── これから始まる子育てで、大切にしたいことは何ですか?
加島さん:母として、子どもの世界一の味方でありたいです。表現者として仕事をする姿も家で母として育児や家事をする姿も「ママはいつも一生懸命で楽しそうで、ママの周りもいつも笑顔だなぁ」と、子どもが感じてくれたら最高ですね。そして、たくさんの経験や価値観に触れ、それらを共有できる良き仲間と出会ってほしい。娘の人生が好きなことであふれ輝くものとなるよう応援していけたらと思います。
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「私ばかり我慢している」と心身を削った妊活を経て、愛犬と穏やかに過ごすなかで訪れた奇跡。今、満身創痍の加島さんを救うのは、夫・城咲さんの「何かやることある?」というひと言でした。完璧な準備より、隣のパートナーと笑い合える心の余裕こそが、新しい命を育む最高の環境なのかもしれません。
取材・文:加藤文惠 写真:加島ちかえ