「入院はできない」仕事を守るための、自分を追い込む食事改善

──「即入院」をすすめられるほどの危険な状態でしたが、そこからすぐに入院されたのですか。

 

井手さん:お店の営業もあるし、何週間も入院するのは難しかったんです。だから先生に、「次の検診までに自分で食事制限も運動も徹底して頑張りますから!」と、先生に相談して許可をもらいました。

 

そこから生活習慣をあらため、飲み物は水かお茶のみに。ジムにも通い詰めて、走ったり筋トレしたり。自分を徹底的に追い込みました。

 

井手らっきょ
鍛え上げられたふくらはぎ

そのかいあって、50日後の再検査では数値が7.2まで下がり、先生からも「いったい何をしたんですか?」と驚かれました。そこからは投薬治療に切り替え、先生に褒めてもらえるほどの数値に落ち着いています。ただ、僕の場合はたまたま数値が下がりましたけど、本来はきちんと病院に通って、医師の指示に従って治療することが大事だと思います。僕も今は定期的に通院しながら、薬と食事管理でコントロールしています。

 

── 短期間でそこまで!でも、長年染みついた偏食習慣、とくに依存性のある甘いものを突然断ち切るのは、相当なストレスだったのでは?

 

井手さん:もちろん甘いものを断つのは地獄のようなストレスでした。先生にも「正直つらいです」と相談したところ、「おはぎも1個なら大丈夫ですよ」と、逃げ道を作ってくれて。「絶対にダメ」ではなく、「食べてもいい」と、選択肢ができた安心感から、ストレスを溜めすぎずに済みました。もし2個目のおはぎに手が出そうになったら「本当にそれでいいのか」と自分に問いかけながら、欲求を抑え込むよう意識してきましたね。