「各地の女性たちに、お金を届けてほしい」。倒れた父が震える手で娘に託したのは、数人の愛人への「送金リスト」だった。俳優・梅沢富美男さんの妻、池田明子さん。置屋で育ち、5つの家庭を持つ父の看取り、さらには巨額の負債を背負うなど、その半生は「逃げ出したい現実」の連続でした。なぜ彼女は、降りかかる理不尽を「面白がること」ができたのか。世間の「正論」に縛られず、目の前の重荷を自分の強さに変えてきた池田さんの原点。それは、正解のない毎日をしなやかに生き抜くための、知的な覚悟に満ちていました。