2022年から4年間、大谷翔平選手の全試合を現地で見守り続けてきたミニタニさん。通訳の解任、電撃結婚、そして娘の誕生──。波乱に満ちたメジャーの狂騒を、誰よりも近くで、しかし「一線を引いて」見つめてきました。テレビには映らない大谷選手の「切り替えの早さ」や「家族への情愛」。その姿に突き動かされるように、ミニタニさんは今年、ある大きな決断を下します。前人未到の記録を打ち立てた彼が、50歳にして「全試合観戦」に区切りをつける真意とは。

テレビが映さない、大谷翔平の「切り替え」と「真美子さんへの愛」

ミニタニ
全30球団30球場での観戦達成。シンシナティ・レッズの球場にて

── 2022年から大谷選手の全試合を現地で観戦しているミニタニさん。その数は4年間で約700試合に及び、現地にいるからこそわかるリアルな声やファンの様子をYouTubeやメディアで伝えてきました。誰よりも間近で大谷選手を見続けてきて、どんなことを思いますか?

 

ミニタニさん:テレビに映らない大谷選手の姿もたくさん見てきましたが、常にチームメイトにもファンに対しても謙虚ですし、とにかく野球をひたすら楽しんでいるんですよね。イキイキしている人の周りには人が集まり、どんどん運が味方して、期待を超えた結果を残す。成功する人のお手本を間近で見ながら、自分も頑張ろうってパワーをもらえます。

 

何より驚くのは「切り替え」の早さです。3打席連続三振で凹んでいるかと思えば、ベンチでひまわりの種をチームメイトにぶつけて遊んでいる。そうやって一度リセットして、4打席目にサクッと本塁打を放つ。そのメンタリティは成功者のお手本そのものでした。

 

── 切り替えと言えば、2024年に通訳が水原一平氏からウィル・アイアトン氏に急遽変更し、衝撃的なニュースも報じられました。ミニタニさんから見て、当時の大谷さんはどのように見えましたか?

 

ミニタニさん:前代未聞のニュースでしたし、シーズン中にああいう事件が起きてしまって、精神的なダメージも大きいと想像します。球場のファンもどこか動揺しているような空気がありましたが、それを一掃したのは大谷選手自身のプレーでした。結果的には2024年はレギュラーシーズンでホームラン54本を記録して、自己最多本塁打(2021年46本)も大きく更新。ドジャースの球団記録も塗り替えたし、通訳とも馴染むのが早かったように見えたし、球場でも堂々としていて。やっぱりさすがだなと思いました。