仕事に行くふりして公園でハトに餌をやる日々
── 一気にブレイクしたものの、その後、人気が落ちついたのも早かった印象です。ブレイクの熱狂が去り、出演番組が目に見えて減ったときの焦りは相当なものだったのでは。
ムーディ勝山さん:もともと人気が出たときから「一発屋で終わりそう」と囁かれていたんです。実際に、目に見えて勢いが落ちていきました。丸1日予定がないのもザラで、収入も激減。「一発屋」と呼ばれる現実を受け入れられなかったですね。だからといって打開策が見つかるわけでもなく…。あれこれと努力しても空回りばかりで、自信は底まで落ちていきました。
当時、今の奥さんと同棲していましたが、プライドが邪魔をして「仕事がなくなった」と、どうしても言えなかったんです。翌日、何の予定がなくても、忙しいふりをしていました。朝、彼女に起こしてもらって「仕事に行ってくる」と家を出ていきました。でも行く場所なんてないから、日中は公園のベンチに座り、ただハトに餌をやって時間をつぶすんです。夜になれば、仕事終わりのフリをして帰宅していました。