「離婚=不幸」ではない。私を真っ直ぐ愛してくれた家族
── 両親の離婚に再婚、新たな姉妹誕生など、多くの展開がある家族の中で育ったあんりさん。今、改めて「家族」という存在に対してどう捉えていますか?
あんりさん:世間から見たら珍しい形かもしれません。でも、父も実母も新しい母も、みんな不器用だけど優しくて、真っ直ぐに私に愛情を注いでくれた。
父は元暴走族で口数こそ少ないけれど、ここぞという時に赤飯を買ってきてくれる。元レディースの実母からは自由な明るさを、新しい母からは素直さを教わりました。私にとって家族は、何の忖度もなく自分に戻れる「絶対的な安心感」がある場所なんです。
今は一人暮らしで、芸人として日々奮闘していますが、基盤となる家族がいてくれることは、本当に大きな心の拠り所になっています。
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実母と新しい母が並んで、孫の服を選ぶ。あんりさんが語る「血縁を超えた絆」は、私たちが抱く家族のイメージを優しく塗り替えてくれるようです。あなたの周りにも、これまでの普通にとらわれない、意外な絆はありますか?
取材・文:松永怜 写真:あんり