「右目も失明するかも」その足で「パリ」へ飛んだ

── その後、さらに大きな試練、そして「奇跡」が起きたそうですね。
吉野さん:パリコレを目指していた2024年、右目の調子が急激に悪化しました。「左目と同じように失明する可能性があるのかも」という考えが頭をよぎり、激痛と頭痛に悩まされる日々。パリコレの日本人向けオーディションには落選したのですが、「失明する前に、どうしてもパリコレを歩きたい」と、プライベートでパリへ飛んだんです。
── 失明の恐怖があるなかで、単身パリへ?
吉野さん:はい。すると現地で偶然、パリコレのオーディションを見つけたんです。「ウォーキングがいい」と褒められ、なんとその場で出演が決定しました。準備不足で必死でしたが、神様に感謝しましたね。翌年には日本でのオーディションも勝ち抜き、しっかりとした心構えで再びパリコレの舞台を歩くことができました。激痛と視界不良は治りましたが、目の痛みと頭痛は今も毎日のように続いていて「次はどうなるかわからない」という不安と隣り合わせで歩き続けています。