どんなものにも、魅力は見つかる

緑川静香
無事目標金額を達成し、喜ぶ緑川さん

── これらのノウハウを投入して、1回の企画で200~300アイテム出品というのはかなり大変な作業なのではないでしょうか?

 

緑川さん:ロケ中は朝方まで出品作業しないと間に合わないことはよくあります。出品アイテムを24時間アプリで管理していますし、先方とのやり取りとか、追加の画像編集とかも結構大変なんですけど、そこは放送されていないので、いともかんたんに出品したみたいに思われてしまうかもしれませんが、状況を見て売れないものを出品し直したりとか、もう本当にリアルに全力投球しています。1週間まるまる、売上総額の発表のギリギリまで私がやっています。

 

── カメラが回っていないところでも、緑川さんの妥協のない本気の頑張りを見ている依頼者ご家族は、きっと感謝の気持ちでいっぱいなのではないでしょうか。

 

緑川さん:本当に、毎日お宅に伺うのでそのご家族とすごく仲よくなるんですよ。だから最後は胸がいっぱいで、ご家族と一緒に泣いちゃうっていう(笑)。大変ではありますが、ご家族のみなさんが本当に喜んでくれて「ありがとう」と言ってくれるので救われますね。

 

みなさん、それぞれ売り上げ金を使ってやりたい目標をお持ちなので、「緑川さんのおかげで旅行に行けました!ちょっといいところに泊まれました」とかってご連絡いただくと、本当にそれで1週間眠れなかったことや疲れたことも忘れて「やってよかったな」って思えるし、自分にとってもパワーになりますね。幸せな報告を聞ける仕事ってなかなかないですから。

 

自分だけだったら、たぶんここまで頑張れないと思うのですが、誰かの夢のためってなると力がわいてくる。「私は誰かのために頑張ることが好きなんだ!」というのをこの番組で実感しました。そういう意味ではすごくやりがいのある企画に参加させてもらっていてありがたいです。番組を終えるたびにハードルがどんどん上がって、期待値も高くなってはいるんですけど(笑)。目標金額よりは売ってあげたいなと思うので。私も「諦めない」という強い心でご家族の思いに応えたくて、毎回頑張っています。

 

── 目標達成に向けて「諦めない」という姿勢や、ご家族に寄り添ったお人柄が視聴者の方たちにも届いた企画だったのでしょうか。

 

緑川さん:やはり自分がかつて貧乏だったからこそ「諦めない」メンタルを培ってこられましたし、お金がなくて何でも手に入る環境ではなかったことで、1個1個のモノに対する価値を考える習慣みたいなものがあったのだと思います。また、置かれた環境や限られたものをポジティブにとらえることが身についているので、どんなものにも魅力を見つけることができる性格なのも、企画に向いていたかもしれません。