母子家庭が過去30年で約1.5倍に増えたと言われる現代。しかし、シングルマザーの恋愛や再婚には、今なお高いハードルが立ちはだかります。「夫は私よりも、娘と年齢が近いんです」。そう語るメグミさん(49)も、ひと回り以上年下の男性との再婚に揺れたひとりです。義母からの反対、「多感な娘は受け入れてくれるのか?」という葛藤。いくつもの障壁を乗り越え、彼女がいかにして周囲の心配を「凌駕する幸せ」を掴み取ったのか。あるステップファミリーの、嘘偽りない現在地に迫ります。
彼に会った瞬間ひと目惚れをして

── 都内でアパレルショップを運営しているメグミさん。メグミさんは過去に離婚経験があり、シングルマザーとして娘とふたりで生活していましたが、後に17歳年下の夫・ハズムさんと出会い、再婚されました。まず、1回目の結婚について伺わせてください。
メグミさん:20代のころ、イベント企画会社で働いていたときに前夫と出会い、30歳のときに結婚しました。出産を機に仕事を辞めて専業主婦になりましたが、結婚から2年後には性格の不一致で離婚しました。娘は1歳でした。
── 離婚後、どのような生活をされていたのでしょうか?
メグミさん:お金がなくて、 ひとり暮らしの妹の家に転がり込んだのち、家賃5、6万円のボロアパートを見つけて引っ越しをしました。ふたりで暮らすにはかなり狭かったです。
離婚を機に数年ぶりに働いたのは、以前から興味があったアパレル業界でした。時給960円のアルバイトからのスタートですが、1年後には店長に抜擢され、5年後には中目黒の店を譲り受けてオーナーに。仕事は充実していきましたが、金銭的な余裕は全然なかったですね。
── その後、どうやってハズムさんと出会ったのでしょうか。
メグミさん:私が41歳のときに、アパレル業界の方から交流会に誘われて行ってみると、知人が紹介してくれた1人がハズムさんでした。アパレル業界なので見た目が派手な人が多いなか、ハズムさんはいい意味で地味で、素朴な感じが好印象。めっちゃタイプ!そう、私のひと目惚れでした。
ハズムさんと取り止めのない話をしながら、どさくさに紛れて彼女の有無を聞くと「いない」と言われて「よし!」と。帰宅後にハズムさんが17歳年下だということがわかりましたが、年齢差はまったく気にならなかったです。 InstagramのDMで私のお店に遊びに来ませんか?と誘うと来てくれたり、自然に2人で会うようになりました。ただ、私が連絡をすれば返信が来ますが、彼から連絡がくることはなかったです。