「おもしろくない」と言っていた姪っ子が手のひら返し

── この10年間、『M-1グランプリ』に挑戦し続けたおふたりですが、2025年12月には念願の優勝を勝ち取りました。その後、生活が一変したと感じることはありますか?

 

きむらバンドさん:断然、仕事が増えましたね。それに、僕が生まれ育った愛媛県にふたりで凱旋させてもらって、すごく盛り上がったのもうれしかった。愛媛県庁でも職員さんがみなさん出迎えてくださって、中村知事にもご挨拶ができて。愛媛を盛り上げることができてよかったです。

 

── 私も愛媛出身なので、うれしく誇らしい気持ちです。まわりの方の反応はいかがですか?

 

きむらバンドさん:家族はみんな喜んでくれてますね。あと、僕は姪っ子に夢中なんですけど(笑)、ずっと僕らのネタを「おもしろくない」って言ってたのに、優勝後は手のひらを返したように「おもしろい」って言ってくれるようになりました。最近は、スマホに自分が欲しいものの画像をどんどん送ってきます(笑)。全部買ってあげようと思います!

 

── いいですね!ぜひ買ってあげてください(笑)。

 

赤木さん:この前、番組の企画で、ふたりで撮ったプリクラをアップしたんですけど、30万以上「いいね」がついたんですよ。おじさん2人ですよ。しかも、おもしろいと思って撮っただけだったのに、「かわいい」とかコメントもらっちゃって、どうふるまえばいいのか…。

 

── もはやアイドル並みの扱いですね(笑)。そんな愛されキャラのおふたりの、今後の夢ってなんでしょう。

 

きむらバンドさん:今までは『M-1グランプリ』の優勝を目指してやってきたので、今後、また違うステージの悩みとかが出てきたりするかもしれないんですけど、ふたりで仲よく元気に楽しくやりたいですね。今は人生でいちばん働かないといけないときだと思うので、お笑いを頑張って、僕はいつか木村拓哉さんに会いたいです。

 

赤木さん:しばらくは一生懸命働いて、早めにゆっくり休めるようになれたらいいなと。漫才はしっかり続けたいですけど、そのうちとんでもない額のお金が入ったら、無理せず自分のペースで働けるようになりたいですね。今のところ40歳でリタイアが目標です。

 

きむらバンドさん:早っ!40歳でリタイアって、あと6年くらいしかあらへんけど(笑)。

 

取材・文:高梨真紀 写真:たくろう(きむらバンド・赤木裕)