日本でもフィットネスを広めたい

── 日本でもフィットネスイベントを開催されているそうですが、ご自身で立ち上げたブランドのコンセプトを教えてください

 

瑠美さん:スポーツの世界ではよく「心技体」、心の状態と、技術と、身体の3つのバランスが大切と言われていますが、私のブランドはまさにこれがテーマです。アパレル事業では、妊婦さんも着られるぐらいよく伸びる素材で、着心地のいいワンピースを作っていますし、心と身体を整える女性限定の会員制のオンラインサロンなども開催しています。東京と夫の故郷である岩手でフィットネスイベントも開いていて、毎回たくさんの方に参加していただいています。アメリカで身近なフィットネスを日本でもっと広めたいという思いがありますね。

 

菊池瑠美さん
日本で開催したフィットネスイベントでファンの方と交流する菊池瑠美さん

── 子育て中に運動をするのはハードルが高いと感じてしまいます。

 

瑠美さん:お子さんいらっしゃるとなかなか運動をできないという意見が聞かれますので、来年開催するイベントではお子さんの預かりサービスを作れたらいいなと思っています。アメリカでは、ジムに資格を持ったシッターさんがいて、運動している間、お子さんを無料で預けられるサービスがあり、私も利用したことがあります。日本にもそういう仕組みができたらもっと普及が進むのかなと思いますね。こういった観点からも日本のフィットネス文化はまだまだ発展の余地があると感じています。私の経験を通じて少しずつ意識を変えて、ママさんたちが気軽に参加できるようなフィットネスのイベントができたらいいなと思います。

 

── イベントや事業を通じてみなさんに伝えたいことはなんですか。

 

瑠美さん:自分にベクトルを向けて自分の人生を歩んでほしいという思いがあります。アメリカで生活していると、いろんな人種の方がいて、いろんな考え方があることを目の当たりにしています。アメリカのファッションブランド、ヴィクトリアズ・シークレットのファッションショーが復活し、さまざまな体型の方が出演されていましたが、今の時代、細いこと=美しいという価値観ではもうありませんよね。運動は、体重を落とすとか痩せるためだけではなく、内側からの健康やアンチエイジングなどさまざまな効果がありますし、運動をしている間は自分自身に向き合う時間でもあります。

 

人生は選択の連続ですが、自分らしい生き方が、友人や家族間でもいい影響を与えて、それが社会全体をよりよいものにしていくことに繋がると思っています。自分の人生をハッピーに過ごすことを皆さんに伝えていけたらと思っています。

 

取材・文/内橋明日香 写真提供/菊池瑠美