去年、自身のブランドを立ち上げた菊池瑠美さん。現在は週5でトレーニングを欠かしませんが、もともと運動らしい運動はしたことがなかったそう。しかし産後の体型への批判をバネに、大嫌いだった運動を始めると── 。
現地の奥さま方のレベルの高さに驚き
── 現在、夫でメジャーリーガーの菊池雄星さんの移籍に伴い、アメリカで生活されています。瑠美さんはスポーツ番組のキャスターとして活躍され、現在はフィットネスを広める活動をされていますが、運動はもともとお好きだったのですか。
瑠美さん:まったくしてきませんでした。本格的に始めたのは夫と結婚してからです。トレーナーに見てもらっていたのですが、トレーニングは月1回だけで。それではほとんど意味がないんですね。そんな私が今では週4・5回もトレーニングしています。

── 産後の体型への批判的なコメントや寄せられて傷ついた経験があったものの、それが運動を始めるきっかけになったと伺いました。どのように運動を始めたのですか。
瑠美さん:子どもが2歳半ごろになるとアメリカでは日本の幼稚園や保育園にあたるプリスクールが始まります。そこではじめて自分の時間が生まれました。最初はシアトルの近所にあるジムへ入会し、自己流でランニングなどを始めました。その後、夫のトロント移籍に伴い、現地でも近所のジムに通うようになりました。
さらに奥さま会のメンバーから声をかけていただき、一緒にトレーニングをするようになったのですが、皆さんとにかくレベルが高く、ついていくのがやっとでした。「みんなやってるんだ。これはやらなくちゃ!」というような気持ちになってきて、友達とフィットネスをすることが当たり前になってきました。チームの奥さま会では、旦那さんたちが遠征中にみんなで一緒にジムに行くこともありますし、普段も、子どもを送ったらみんなでジムに集合して、運動してサクッと解散。みなさんすごくさっぱりしていて、お茶したり立ち話をしたりして時間が過ぎるということはあまりないかもしれません。
── 奥さま同士で一緒に運動するとは健康的ですね。普段の1日のスケジュールを教えてください。
瑠美さん:朝、息子をスクールに送ってジムに行き、帰ったらシャワーを浴びてプロテインを飲んで、そこから一気に家事を片づけます。去年、ブランドを立ち上げ、アパレル事業やフィットネスのイベントを開催しているのですが、日本と時差があるので、家事が終わったタイミングで日本の会社のメンバー向けにメールの作業をしたり、プレゼンの資料を作ったりします。そのあと息子を迎えに行って夕食を作り、お風呂に入って、絵本を読んで寝かしつけをして、また少しだけメールを確認します。運動を始めてから1日のスケジュールを無駄なくこなせるようになりましたし、体力も持久力もつくので、疲れ知らずになったと思います。

今日することが脳内でセットされていますし、息子を迎えに行く時間が決まっているので、それまでに終わらせることを逆算してこなしていくタスク能力が上がったようにも感じます。運動をしているときは今の動作をしながら次の動作を考えているので、それが癖づいていくと、未来視点で過去のことを振り返らず前を向けるようになっていくというのが体感としてありますね。
── 体を動かすといいと言われているのはやはり理由があるんですね。
瑠美さん:悩みがなくなると言ったら大げさですが、過去を振り返るより未来のことを考えるのに時間を使いたいですよね。フィットネスを通じて健康的に美しくなることをコンセプトにしたブランドを立ち上げたのですが、ビジネスの世界では日々いろいろなことが起きます。でもトラブルが起きたからといって、それに対して何か言うわけではなく、起きてしまったことに対してこれから何ができるのかという視点で考えるようにしています。