現在、シカゴを拠点に子どもたちのトレーニングサポートなどを行う元プロサッカー選手の永里優季さん。2023年に再婚したアメリカ人パートナーとの出会いには「運命を感じた」と話します。

友人から誘われたバーベキューで夫に出会って

── 10代のころからサッカー日本女子代表として長く活躍され、昨年現役引退を表明された永里さん。現在は、2023年12月に再婚されたアメリカ人の旦那さんとシカゴで暮らしているそうですね。旦那さんと出会ったきっかけはなんだったのですか?

 

永里さん:夫と出会ったのは、シカゴに来てまだ2年目くらいのときです。当時はまだ英語があまり上手ではなかったので、毎日、近所のコーヒーショップで勉強していたんです。そのうち店員さんと友達になり、「今度うちでバーベキューパーティをするから来ない?」って誘われて。そのパーティに夫も来ていて。

 

永里優季
旦那さんは永里さんがプロサッカー選手だったことをまったく知らなかったそう

── 旦那さんは、永里さんが有名なサッカー選手だったことはご存じだったのでしょうか?

 

永里さん:知らなかったんですよ、スポーツにまったく興味のない人だったので。だから、最初に会ったとき、「私の名前をネットで検索しないでね」って彼に言ったんです。そうしたら案の定、検索しちゃって(笑)。そこで私がサッカー選手だったと初めて知ったみたいです。でも、その後も彼の接し方はまったく変わらなかったので、すごくピュアでナチュラルな人なんだってわかりました。

 

── 初めて出会ったときから好印象だったのでしょうか。

 

永里さん:いや、そういうわけではなくて(笑)。出会ったときは、むしろ、この人とはつき合いたくないかなという印象でした。ちょっと頼りなさそうに見えたんです。今も自信に満ちて頼りがいのあるようなタイプではないんですけど…。どちらかというとやさしくて、いまでも私が引っ張って彼がついてくる…みたいなこともありますね。

 

── それまでアスリートに囲まれて生きてきたと思うのですが、旦那さんはまったく違うタイプだったと?

 

永里さん:そうですね。まったく違うタイプで、そこに新鮮さを感じていたと思います。それと、私、離婚してからずっと、男性とおつき合いすることに抵抗があったんです。でも、彼は、私の心を自然と開いてくれたようなところがあって。それで、彼のことを徐々に意識するようになった気がします。「この人にだったら、心を開いてもいいな」って思えたというか。

 

── 永里さんご自身が特に出会いを求めていたというわけではなく、たまたま旦那さんと出会い、旦那さんに自然と心が開くことができて、それに心地よさを感じられたのですね。

 

永里さん:そうだと思います。実は、私がドイツからシカゴに移住したのは、アメリカ人のチームメイトに誘われたからなんです。その偶然がなかったら、シカゴで彼と出会うことはなかった。そう思うと、シカゴに来たのにはそういう意味があったのかな、彼とは出会うべくして出会ったのかなと感じます。