接したことがない異性からの誘い。「チャラそう」と印象をもった遠藤雅美さんの気持ちは当然かもしれません。しかし、会って話してみたらイメージは一変したそう。そんな遠藤章造・雅美夫妻の出会いとは…。
関根勤さんから学んだ夫婦の在り方
── 2015年にお笑い芸人ココリコ・遠藤章造さんと結婚した雅美さん。現在は、芸人の妻として夫を支える立場ですが、かつてはご自身も同じ業界でタレントのマネージャーをしていた時期があったそうですね。当時はどのような日々だったのでしょうか。
雅美さん:もともとはマネージャーの仕事に興味があって芸能プロダクションに就職したのですが、最初に配属されたのは制作部だったんです。そこからバラエティ番組のアシスタントディレクターとして走り回る日々。スタジオの床で寝るほど多忙な生活でしたが、番組作りのおもしろさにやりがいを感じていました。
そうしたなかで転機が訪れました。担当番組に出演されていた関根勤さんのマネージャーさんから「いま、女性のマネージャーを探しているんだけど、誰かいない?」と聞かれて。いろいろ知り合いなどに当たってみたものの、見つからなくて。ふと「私がやってみよう」と思い立ち、手を挙げました。
── そこからタレントマネージャーとしての日々がスタートしたのですね。どんなことが印象に残っていますか?
雅美さん:関根さんは本当に温かい方で、私のことを娘のようにかわいがってくださいました。印象的だったのは、とにかく「ご家族が大好き」な方だということ。売れ始めたのが40代に入ってからだったので、「仕事が少なかった30代ころはずっと娘と一緒に遊んでいたんだよ」と、娘さんをものすごく大切にされていて。奥さんのことも「うちのえっちゃんがね〜」と、うれしそうに話をしては「作ってくれたカレーがおいしくてさ」などとべた褒め。とにかくご夫婦仲がよくて、いつも幸せそうで、「私もこんな夫婦になりたいな」と思っていました。
