テレビやラジオに多数のレギュラー番組を持つタレントのユージさん。アメリカ人である父親の家系が代々、ドミニカ共和国の要職を務めていたことでも知られていますが、セレブな暮らしは5歳まで。両親の離婚により日本に帰国後は小学校の退学やいじめを経験し、常にひとりぼっち。自分は何もできないという無力感に打ちひしがれていました。
5歳まで暮らしたアメリカではセレブ生活

── ユージさんはお父さんがアメリカ人、お母さんは日本人ということですが、生まれたのはどちらでしたか?
ユージさん:アメリカのフロリダ州マイアミで生まれました。5歳までアメリカにいましたが、両親の離婚に伴い母親と日本に来ました。
── 父方の家系は代々ドミニカ共和国の要職を務めたというお家柄です。幼少期のアメリカ暮らしで印象に残っていることは何ですか?
ユージさん:かなりいい暮らしをしていたと思います。記憶に残っている最初の家は天井が高い巨大な一軒家で、庭にはウォータースライダーつきのプールがあり、クリスマスには本物の大きなもみの木が飾られていたのを覚えています。次に高級ホテルの高層階にあるペントハウスに引っ越し、そのワンフロアを貸し切りにして僕の家族が住んでいました。でもそれはあくまで父方の家族の話なので、日本に来てからは、その恩恵はいっさい受けられなくなりました。
── 離婚の理由は聞いていらっしゃいますか?
ユージさん:それは母に聞いたことがあるのですが「なぜ別れたかわからない」という答えでした。どちらかが浮気したとか暴力があったというわけでもなく、決定的な理由は今でもわからないらしく「若かったから」と言っていました。いまとなっては両親仲よく、母とふたりでアメリカに遊びに行ったときに父にも聞いたのですが、ふたりとも「なんでだろうね」「ケンカした勢いだったのかな」という感じでした。