現在は「恋愛マスター」を名乗り、運営する結婚相談所では数々のカップルを成婚に導いているという芸人・くじらさん。妻の佐々木かいさんが結婚を決めたのは9年前。くじらさんは13歳年上なうえ、バツイチだったこともあり、「なぜ?」と当時は話題になったそう。そんな夫婦生活を垣間見ると──。
「外見が軽トラだけど、中身はフェラーリ」

──恋愛相談所を運営し、「恋愛マスター」とも名乗っている芸人で夫のくじらさんとは13歳差だそうですね。なれそめを教えていただけますか?
佐々木さん:出会ったころから芸人さんでしたが、「恋愛マスター」とは名乗ってはなかったんです。私の小学校時代からの友達がたまたま彼とつき合いがあり、そのつながりから飲み会でお会いしたのが最初でした。
『とんねるずのみなさんのおかげでした』の「博士と助手~細かすぎて伝わらないモノマネ選手権~」などに出演していた芸人さんということは知ってはいたんですけど、普通にお話ししていくなかで、ふたりで飲みに行くようになり、なんとなく距離が近づいていきました。
── 過去には「美女がなぜブサイク芸人と結婚を決めた?」と、テレビ番組で取り上げられていることもあったようですが、振り返ると「やはりくじらさんは、恋愛マスターだな」と佐々木さんが思ったような部分もありましたか?
佐々木さん:最初はすごく自分に自信がある人だなという印象でした。何の根拠があるのか、いつでもすごく堂々としていて自信に満ち溢れていましたね。それがカッコよく見えちゃったんですよね。
先輩芸人の土田晃之さんには「お前は外見が軽トラだけど、中身はフェラーリだよな」って言われていたようで、ほんとに中身が男らしいというか、おおらかだし、話しているうちに魅力を感じました。私自身があまり自分に自信がなったので、自信に満ちた様子にすごく惹かれたのかなと思います。
あと、くじらさんって実はすごく本を読む人で、さまざまなジャンルが本棚に並んでいるんですよ。会話していても知識が豊富で、そういう勉強熱心なところはマスターらしい部分だったかもしれません。
── ご結婚されたのは佐々木さんが29歳、くじらさんが42歳のときとのこと。13歳年が離れていますが、年齢差は気にならなかったのでしょうか?
佐々木さん:年齢差は気にならなかったですね。強いて言えばカラオケに行ったときに歌う曲が違ってジェネレーションギャップを感じるくらい。結婚するまでは年の近い方としかおつき合いしたことがなく、それだけ離れている方とのおつき合いは初めてでした。「私が40になるときはくじらさんは53か」とか、想像してみましたが、年齢が壁になることはなかったですね。
ですが、最近は年齢を徐々に感じるようにはなりました。今年でくじらさんが50歳になったんですよ。子どもが生まれて子育てが始まり、体力的な面で「50歳だから仕方ないか」と思う場面はちょっとあったりしますかね。