俳優の平山あやさんは30代後半に体調不良に悩んでいたそうです。体調の変化に向き合った経験を活かしてこの夏に自身のブランドを立ち上げた平山さん。その思いをうかがいました。

コロナ禍で悪化した体調

── 平山さんは現在41歳になられましたが、30代後半に体調不良に悩んだ時期があったとうかがいました。どんな症状があったのですか。

 

平山さん:ちょうどコロナ禍が始まる前からなんとなく調子が悪いという日が増えました。そこからだんだんと耳鳴りやめまいが出てきて、動悸がする日もあったり、夜眠れなかったりという症状が現れるようになりました。

 

平山あやさん
「思わずこちらも笑顔に!」弾ける笑顔が印象的な平山あやさん

どこかおかしいのかなと思って病院に行ったのですが、血液検査をはじめいろいろな検査をしても何も引っかからなくて。最初は内科を受診して、耳鳴りがあったので耳鼻科にも行きましたし、それでも原因がわからず大学病院などにも行きました。

 

── 何かわかりましたか。

 

平山さん:どこに行っても「どこも悪くない」と言われて、処方される薬は安定剤でした。「動悸なども落ち着くよ」と言われていたのですが、症状を抑えているだけで治していることにならないんじゃないかなという疑問が残りました。もしかしたら楽になるかもしれないけれど、薬を飲まないと生活できなくなってしまうのが嫌だなと思っていました。

 

── 体調が悪化してしまう原因はなんだったと思いますか。

 

平山さん:今思えばですが、私の体調はコロナ禍で悪化したように思います。これから先、どうなるかわからない状況のなかで、外出や人と会うことも制限されて。今までのように気軽に友達にも会えず、生活が一変してリズムが変わってしまったように思います。マスクを必ずつけることや外出の制限などが増えていくにつれて体調も悪くなっていった気がします。撮影も止まってしまいましたし、それもいつ再開するかもわからないという状況で、ずっと家にいなくてはならないというのも窮屈に感じていたんです。