今後もチャレンジを続けたい

── その後出産を経て、現在生後半年のお子さんを育てながらアナウンサーとして仕事復帰されました。今後の目標を教えてください。
久下さん:アナウンサーとしては、「日本一パラを語れる」という肩書きに恥じないように、引き続き障がい者スポーツに関わっていきたいです。また、セントフォースカレッジではアナウンス講師を務めているので、アナウンサーになりたい後輩たちを育てていくのが楽しみです。
ほかには、車いすアスリートの夫、アナウンサーの妻、その子ども、という家族の形を生かして、SNSなどでいろいろと発信していきたいと思っています。たとえば「車いすパパがおむつを替えてみたら」「女子アナママが読み聞かせしてみたら」といった日常を発信できたらいいなという思いはあります。自分にできることを模索して、チャレンジしていきたいです。
取材・文/富田夏子 写真提供/久下真以子