モデルや経営者として活躍する舟山久美子さん。2019年に結婚、現在は2人のお子さんの子育て中です。不妊治療の末に授かった2人目の出産では、立ち会い出産に3歳の長男にも参加してもらったそうです。(全4回中の4回)

不妊治療中は若いころの無理な生活を後悔

舟山久美子
マタニティフォトの撮影

── 2019年にご結婚されましたね。旦那さんとの結婚の決め手は?

 

舟山さん:夫とはつき合う前から、お互いの価値観をしっかり擦り合わせてきました。つき合うなら結婚を考えること、お互いの家族や友人を大切にすることなど。なかでも特に意見が合ったのが、嘘をつくなどお互いにされたら嫌なことをしない、ということでした。そこが一致していたのでつき合ってからも順調で、交際から9か月ほどで入籍しました。

 

── 2021年に第1子を出産されましたが、不妊治療をされていたそうですね。

 

舟山さん:子どもは結婚当初からほしかったのですが、1年半経っても自然妊娠できませんでした。それで病院に行って検査をしてみると、黄体からのホルモン分泌が十分ではなく、自然妊娠がしづらい黄体機能不全であることがわかったんです。10代のころから水しか飲まないような無理なダイエットをしたり、不規則な生活でホルモンバランスが乱れたりしたことがよくなかったのだと思います。その影響から、23歳のときには左卵巣の機能が停止してしまい、生理が来なかった時期がありました。

 

そのため、まずは食生活や生活習慣を見直し、規則正しい生活を3か月ほど心がけるようにしたんです。すると、検査結果の数値がグッとよくなり、1人目の長男はタイミング法で授かることができました。

 

── 2024年に出産された、2人目のお子さんのときはいかがでしたか?

 

舟山さん:23歳で左卵巣機能が停止したときに、実はあまり向き合って治療を行わなかったんです。1人目のときに妊娠しづらかったのにはそれも影響していて…。ちゃんと治療していればという後悔と、このまま妊娠できなかったらという気持ちで、1人目の不妊治療のときにけっこうメンタルをやられてしまい自己嫌悪に陥りました。

 

ただ、年齢のことを考えると不妊治療をするなら少しでも早い時期がいいし、後悔するのは嫌だと思い、長男が2歳のタイミングで踏みきることにしました。

 

── 実際に治療を始めてみてどうでしたか?

 

舟山さん:1人目の不妊治療の結果を踏まえ、先生には自分の体のこと、最善をつくしてできるだけ早く治療を進めたいことなどを最初にしっかり伝え、プランを組んでもらうことになりました。体外受精時に先生はホルモンの分泌をうながす注射は必要なさそうだと言っていたのですが、「妊娠できるか不安なので、どうしても打ってほしい」とお願いしたことも。そのかいあって、治療を始めて半年ほどで2人目を妊娠することができました。