10代のころからモデルとして活躍し続けてきた舟山久美子さん。周囲からキレイに見られたいという気持ちが強く、若いころに無理なダイエットをしたことも。しかし、考えを改めることとなる、ある出来事が起こります。(全4回中の3回)
自分の発言でファンがガリガリに痩せて

── 10代のころからの過度なダイエットの影響もあり、27歳のときに体調を大きく崩されたそうですね。10代のころはどのような生活を送っていたのでしょうか?
舟山さん:17歳からモデルをしていたので、撮影のために絶食することがよくありました。たとえば雑誌の表紙の撮影の連絡が来たら、撮影までの3日間は水しか飲まないとか。固形物を食べると体に凹凸が出て、カッコ悪いと思っていたんです。栄養バランスなどどうでもよくて、棒のような凹凸のない真っすぐな体型になりたいと思っていました。
もちろん全員ではないですが、モデル仲間にも同じような人が多かったです。私も拒食症気味だったんだと思います。
── そういう生活はどれくらい続いたのでしょうか?
舟山さん:21〜22歳くらいまででしょうか。実はそのころにちょっと危機感を感じる出来事があって…。私は特に深く考えずに「アイスだけ食べるダイエットで痩せた」など、自分が痩せたダイエット法を発信していました。すると、あるときに会ったファンの女の子に「くみっきーと同じ方法で痩せたよ」と言われたのですが、彼女がびっくりするくらいガリガリに痩せていて…。自分がなにげなく言った言葉をファンが真似してしまい、そのような姿になってしまうのはよくない。あまりにも責任感がなかったと反省しました。
それで、正しいダイエットの知識を身につけようと、ダイエット検定を受けて1級を取得したんです。
── ダイエット検定とはどのようなものなのですか?
舟山さん:太る原理や痩せるメカニズム、正しいダイエット法などの知識が身につく検定です。その検定を通して、大切なのはただ食べないことではなく食べながら健康な体でいることだと知ることができました。