お笑いトリオ・パンサーの尾形貴弘さんの妻・あいさん。バラエティ番組で「奥さま愛」を爆発させ、過剰な嫉妬心もネタにする尾形さんの、嫉妬エピソードを聞きました。最近は娘さんが大きくなってきたことで、やっと女の子の実態を知ったようで…。(全3回中の3回)
「関連動画だけでそんなに怒るのはおかしい」

── 結婚前は女の子大好きなイメージがあった尾形さんですが、結婚後はチャラいイメージがありません。
尾形さん:おつき合いしていたころはいろいろとありましたが、結婚後は本当に遊ばなくなりましたし、覚悟を決めて結婚してくれたんだと思います。さらに娘のさくちゃんが生まれてからは、さくちゃんに嫌われることを世の中でいちばん恐れていますし、失望されたくない気持ちが強いんです。根はまじめな人ですし、いまのご時世もありますから、仕事を失うわけにいかないとわかっていると思います。
── バラエティ番組でも、奥さんへの愛情表現がすごいですよね。嫉妬されて困ったエピソードなどありますか?
尾形さん:いっぱいありすぎて何を話せばいいか…。嫉妬心が強いタイプだと気づいたのはおつき合いし始めたころですね。恋愛リアリティショーやドラマを観ながらポロっと「この男の子カッコいいよね」と言ったら「この男のどこがいいの?」と急に不機嫌になったり、「こういう恋愛がしたいってこと?」「この俳優にキュンキュンするってこと?」と詰め寄ってきたので、それ以降はあまりテレビで見る人でもカッコいいとか言わないようにしていたんです。
あるとき、大好きなback numberさんのコンサートがあり、半年前から楽しみにしてチケットを取っておいたのですが、コンサートの日にパンサーが単独ライブをすることが決まりました。私がその日はずっと前から楽しみにしていたし、チケットを取ったのはつき合う前だったし、単独ライブより先に決まっていたからコンサートに行くと言ったら、別れ話に発展するほど大ゲンカになってしまいました。「俺よりback numberをとるんだな。じゃあback numberとつき合えばいいじゃん!」とまで言い出して。YouTubeの関連動画に男性バンドが出ただけで「俺がいないときに見てるんじゃん!」とキレられたときは、尾形軍団の後輩さんたちに「関連動画だけでそんなに怒るなんておかしい」と説教されていました。

── パパの嫉妬を見て、お子さんの反応はどうなのですか?
尾形さん:子どもが生まれるまで特に嫉妬心丸出しだったのですが、娘のさくちゃんが生まれてからは少し変わりました。娘は好きな男の子の話をしますし、テレビの俳優さんやアイドルを見て「カッコいい」「イケメン!」と言いますし、私がパパの前では封印していた表現を自由にします。最初は「聞きたくない!」と言っていたパパも免疫がついてきたのか「女子ってそうなのか…」と、やっとわかってきたようです。この間も車の中でback numberが流れたら、いまだライブのことを根に持っているパパが不機嫌になり、それを見た娘が「歌がいいんだから聴いたっていいじゃん!」と言ってくれて渋々納得していました(笑)。