お笑いトリオ・パンサーの尾形貴弘さんの妻・あいさん。ブログなどでも仲睦まじい夫婦ですが、実は出会う前からあいさんは夫のファンだったそう。でもその話、ご本人はなかなか言いたがらないみたいです。(全3回中の2回)

家で泣きそうな時期にパンサーに励まされて

パンサー尾形貴弘、尾形あい
おつき合いしていたころ。ラブラブのふたり

── ブログやSNSでの写真やコメントを拝見すると、夫婦仲睦まじい様子が伝わってきます。結婚して8周年を迎えたとのことですが、そもそもおふたりがどのように出会ったのか教えてください。

 

尾形さん:私が20代後半でアパレルの会社員をしていたころ、仕事上の飲み会でパパと知り合いました。普通に楽しく飲んだんですけど、実は私、内心すごくうれしかったんです。というのも、パンサー・尾形貴弘のファンだったから。当時、仕事でうまくいかないことが重なって人間関係にも悩んでいた時期で、忙しくて疲れて家に帰って泣きそうになってテレビをつけると、深夜のバラエティ番組にパンサーが出ていることがよくあったんです。特にパパを見て笑っちゃうことが多くて、こんなにおもしろい人いるんだ、って思ったんです。しかも顔が好みで(笑)。だから実際に会ったときに「いつも元気もらってます。ファンです」と伝えました。でも、パパはなぜか私がファンだったことをあまり言いたがらないんですよね。芸人がファンとつき合うのはカッコ悪いという気持ちがあるんでしょうね。

 

── そうだったんですね!あいさんがもともと尾形さんのファンだったと。

 

尾形さん:でも、当時のパパはクズキャラで女の子大好きなイメージがあったから、それを笑って見ているぶんにはいいけど、実際におつき合いしたいという気持ちは全然なかったんです。話していると楽しいので、一緒にごはんを食べに行くようになりましたが、「この後どうする?」という雰囲気になったら「帰ります!」と言って帰るという健全な食事会が10回近く続いていました。パパは当時それなりにモテていたので、デートする相手には困らなかったはずなんですけど、ファンなのにいい雰囲気になりたがらない私のことが逆に気になったようで…。誠意をもって「きちんとおつき合いしてください」と言われて交際することになりました。