お笑いコンビ・ハナイチゴの関谷友美さん。Abema TVの告白企画をきっかけに15歳下のパートナーと結婚。すぐに妊活を始めましたが── 。(全3回中の3回)
「病院に通えばすぐに妊娠できると思っていた」

── 数多の婚活をされた後、番組の企画で告白した15歳下のパートナーと結婚されました。結婚後は、妊活を始められたそうですね。
関谷さん:旦那さんが子どもが好きで、私もほしかったので、結婚したらすぐに妊活はしようと思っていました。「自然に妊娠できるかな」と1年くらいは悠長に構えていたんですけど「あれ?全然、妊娠しないな」と思って、不妊治療クリニックを受診しました。検査をしたら特に問題はなかったんですけど、年齢的に体外受精を勧められました。不妊治療は39歳までに始めれば6回まで保険が適用されるのですが、40歳になると3回までになってしまうんです。私はそのとき39歳だったので、迷わず体外授精をすることにしました。
彼と出会う前に、婚活パーティーや結婚相談所で婚活を頑張っていた時期があったんです。婚活でも、私は「結婚相談所に入会すればすぐに結婚できる」と思っていたし、不妊治療も病院に通えばすぐに妊娠できるものだと思っていたんです。でも、最初の採卵で受精卵が1個もできなくて。「受精すらできなかった」という結果があまりにもショックで泣いてしまいました。「39歳ってこういうことなんだ」ということを突きつけられて、まずはダメージをくらいましたね。
── 必ずしもうまくいくとは限らないのはしんどいですよね。
関谷さん:そうなんです。毎回支払う万単位の会計にも、地味に精神を削られました。保険がきくとはいえ、月に10万円くらいはかかるので。
あとは、採卵するたびに週3回くらいは通院しないといけないんですよね。「仕事と両立」とパンフレットに書いてあるけど「どこがだよ」って(笑)。お笑いの仕事は急に入ってくることがあるから「通院の日にかぶらないかな」といつもドキドキしていました。採卵の日は動かせないから、マネージャーさんと相方には事前にスケジュールを伝えて、協力してもらっていました。
こんなにお金と時間をかけても、妊娠は不確かなものなんですよね。2回目も3回目も、受精はしたけれど途中で成長が止まってしまって、移植できる胚にはなりませんでした。4回目でやっと1個だけできたんですけど、グレードが低くて移殖はできませんでした。