数々の婚活に挑んで話題になったお笑いコンビ・ハナイチゴの関谷友美さん。最終的に結ばれた運命の相手は、中学生のころから親戚のように接してきた15歳年下の男性でした。(全3回中の2回)

番組の企画で「ダメ元でいいか」と告白した結果

── 結婚相談所にも総額30万円ほどかけるなど、数々の婚活を経た結果、15歳下のパートナーとご結婚されました。初めて出会ったときのことを聞かせてください。

 

関谷さん:知り合ったのは、彼が15歳、私が30歳のころです。彼はお笑いが好きで、お笑いライブを見に行くうちに「自分でも主催したい」と思うようになって、主催者側のお手伝いをしていたんです。そのうちに自分で会場をおさえて、ライブを主催するようになりました。私は彼のライブに出演していたので、月に1回、演者とスタッフとして顔を合わせていました。

 

関谷友美と夫
つき合いたてのころ

── 中学生のときにライブを主催されていたのですか?

 

関谷さん:そうなんですよ。行動力ありますよね。大人ばかりのスタッフのなかに中学生がいるから、すごく目立っていました。もちろん、そのころは「中学生なんだ、すごいね~」という感じで、まさか将来彼とおつき合いすることになるなんて思ってもいませんでした。「高校生になったんだ~」「部活、何やってるの?」と、たまに会う親戚みたいな感じで話しかけていましたね。

 

彼が大学生になったとき、同級生の女の子がライブを見に来たことがあったんです。そのとき「ああ、彼の魅力に気づかれちゃったか」とジェラシーを感じて。思えばそのころから男性として意識するようになりました。

 

── おつき合いのきっかけは?

 

関谷さん:きっかけはAbema TVの「極楽とんぼのタイムリミット」という番組の告白企画です。「番組で告白したい人を何人か挙げてください」と言われて、芸人の先輩とかスタッフさんの名前を挙げたときに、彼のことが思い浮かびました。若いけれどしっかりしていて尊敬できるし、見た目も好みで「すてきな人だな」と思っていたんです。当時、彼は20歳の大学生で、私は35歳でした。あまりにも歳が離れているので悩みましたけど、「番組の企画だし、ダメ元でいいか」と気軽な気持ちで名前を挙げました。番組で告白したらまさかのOKの返事がもらえて。そこからつき合い始めました。

 

関谷友美と夫
つき合って2年目ぐらいの沖縄旅行

── 彼も関谷さんに好意を持っていたのですね。

 

関谷さん:そうなんです。ライブで会うたびに私が話しかけられるのを「うれしい」と思ってくれていたみたいで。告白されたとき、迷いはなかったそうです。彼は中学生のときからお笑いライブを主催しているくらいだから、好みがコアでマニアックなんですよね。同世代の人とおつき合いしたこともあったけれど、話が合わなくて。同世代で、昔のお笑いや地下芸人に興味がある女性ってなかなかいないじゃないですか。彼はキラキラした場所が苦手で、「一緒にお笑いの話ができる人がいい」と思っていたから、歳の差は気にならなかったのかもしれません。

 

あまりにも歳が離れていて、「いいな」と思う反面「男性として見るなんて申し訳ない」という気持ちもあって。番組の企画がなかったら、告白していなかったし結ばれることもなかったと思います。