「結婚願望はなかった」と語るお笑い芸人・ハナイチゴの関谷友美さん。しかし、32歳のときによく飲みに行っていた友人が結婚。「これはまずいかも」と思い始めて── 。(全3回中の1回)
「自分のスペックの低さ」を突きつけられ

──「早朝婚活」から「バスケ婚活」まで数々の婚活パーティに参加し、ブログでも婚活事情を積極的に発信してきた関谷さん。そもそも婚活を始められたのはいつごろですか。
関谷さん:32歳のときです。それまで結婚願望は全然ありませんでした。大学を卒業して芸人になってから、「芸人として売れることがすべてだ!」と思ってやっていたので。でもそのうち、大学の同級生の仲よしグループの子たちがみんな結婚していったんです。最初のうちは「あの子は家庭的だしね」と受け止めて、焦ることはなかったんですけど、気がついたら独身なのは私ともう1人だけになっていて。よく一緒に飲み歩いていたその子が結婚したとき、「これは私も婚活しなきゃまずいかも」と思ったんです。
── 具体的にはどのような活動を?
関谷さん:まずは婚活パーティーに通いました。そこで「32歳の自分のスペックってこんなに低いんだ」ということをまざまざと突きつけられました。婚活パーティは「回転寿司方式」で、男性が代わる代わる回ってきて1人3分ずつお話しし、その後のフリータイムに男性が気になる女性のところへ話しかけに行くんです。隣の席の20代の女性には行列ができているのに、私のところには誰も来なくて。「やばい…消えたい」と思って、いたたまれなかったです。

── パーティーにはひとりで参加されたのですか。
関谷さん:友達と行くこともあったんですけど、かわいい友達のところには行列ができて「カップル成立」となるのに、私は…と落ち込むのはよくないと思って、後半はひとりで行っていました(笑)。
一緒にバスケットボールをやって交流する「バスケ婚活」に参加したこともあります。さわやかなスポーツマンタイプの男性と出会えるんじゃないかと思って。実際にそういう人が多かったですね。メンバーを入れ替えて4、5試合プレーするのは、けっこうハードでした。私は小学生のときにバスケの経験があったので、けっこうガチでやってしまって汗だく(笑)。ほかの子はかわいいウエアを着てかわいくボールを追いかけているんですよね。自分でも「これはモテないな」と思いました。