お笑いコンビ・ティモンディの高岸宏行さんと35歳のときに結婚、2024年11月に第1子を出産を発表したタレントの沢井美優さん。出産は予定日よりも9日ほど早く、夫に立ち会ってもらうために苦労したそうで── 。(全3回中の3回)

ふたりで生きていくことも考えて妊活

沢井美優
生誕3か月記念のショット

── 2022年にお笑いコンビ・ティモンディの高岸宏行さんと結婚。2024年に第1子をご出産されています。妊娠までの道のりは順調だったのでしょうか?

 

沢井さん:ふたりとも子どもが好きで、子どもがほしいという気持ちを持って結婚。夫が30歳で、私が35歳のときです。1年ちょっとの間、自分たちなりにタイミング療法などを試して、なんとか妊娠することができました。

 

結婚した当時、私はもう高齢出産の対象だったので、最初から病院に行って検査をして、問題があれば不妊治療に取り組むという選択肢もありました。でも、プレッシャーを感じることがいやで、とりあえず1年は自分たちなりにがんばってみて、それでもダメなら病院へ行こうと夫婦で話していました。妊娠がわかったのは「もう今回でダメなら病院へ行こう」と話していたタイミングだったので、とてもびっくりしました。

 

── 結婚してご自身が思っていたよりも妊娠までに時間がかかった?

 

沢井さん:そうですね。正直、結婚すればすぐに子どもができると思っていたので「こんなにもできないものか…」と思ったこともありました。年齢的に周りの友だちとも妊活について話す機会が多く、精神的な面でいろいろと助けてもらったように思います。

 

夫とは結婚前から「もしふたりに子どもができなかった場合」についても話していました。お互いに体に問題があってもなくても、子どもができないことはあると思うので、「もし子どもができなかったら、ふたりで楽しめることを見つけて過ごそう」と言っていました。つき合っているときからなんでも言い合うように心がけていたので、その点において価値観のズレはなかったと思います。おかげで妊活中も余計なプレッシャーは感じなかったように思います。

 

── 妊娠がわかったときはいかがでしたか?

 

沢井さん:自宅で妊娠しているか妊娠チェッカーで検査をして、ふたりで結果を見て喜びました。どんなことがあっても絶対にこの命を守らなければと思いましたし、心拍が確認できたときは本当にうれしかったです。とはいえ私の場合、お腹が張りやすいのでなるべく安静にするように医師から言われていましたし、妊娠中はずっと漠然とした不安を抱えていました。

 

妊娠中はいろいろな壁があって、さまざまな情報がネット上に溢れています。SNSを読むとますます不安になってしまうけど、わからないことだらけなので、ついつい検索魔になってしまう…。そんな妊娠期間でした。不安定な気持ちで過ごすときが多かったですが、夫は私の不安をちゃんと受け止めてくれて、それですごく安心できました。