LINEで「Love you」が当たり前に送られる幸せ
── 素顔のKONISHIKIさんはどんな方ですか?
小錦さん:優しいし、明るいし、イメージのままですね。ビックリしたのは、意外と細やかなところ。あんなに大きいのに、細かい作業が得意なんです。たとえば、クリスマスツリーの飾りつけをきれいにしてみたり。器用で、地道に何かすることが好きみたい。そういう意味では、私のほうが大雑把かもしれません(笑)。家事もひと通りできて、お料理が大好きです。友人を呼んで家でバーベキューをすることもよくあります。
もともと何かを自分で作り出すことが好きなんだと思います。家にいても、自分の洋服やグッズのデザインを考えては、画用紙に描いたりしています。クリエイターのマインドで、イベントやプロデュースなど、いつも何かしら考えている感じ。自分自身がブランドという意識がすごく強くて、自分にしかできないことがあるという気持ちを持っているようです。それは横で見ていてもすごいなと思います。
── KONISHIKIさんに直してほしいところはありますか?
小錦さん:スナックやチーズが大好きで、間食についつい食べすぎてしまいがち。そういうとき私が注意しても聞いてくれなくて。「もうちょっと話を聞いてよ」って思うのだけど。ちょっと頑固なところもあるんです。夫は13歳上だけど、もう大きい子どもだなって思うときもあります。仕事の面ではいつもすごいなって思うけど、ふだんは、「もう!」ってなることがありますね(笑)。
── 結婚して21年、夫婦円満の秘けつはなんでしょうか。
小錦さん:夫はハワイの人なので、LINEで「love you」とメッセージをふつうに送ってくれたり、愛情表現が豊かです。ふだんから花束を買ってきてくれて、誕生日のプレゼントも忘れません。1月7日は私の誕生日であり結婚記念日で、今年はゴールドのイヤリングと真珠の指輪をいただきました。いつも彼が選んでくれるけど、なかなかセンスがいいんです(笑)。
フラダンスや音楽など、好きなことが一緒というのも大きいと思います。同時に、お互いにひとりの時間を大事にしています。別の部屋でそれぞれ動画やSNSを見たりしていることもあって。お互い好きなことをやったり、それぞれどこかに出かけることもある。だからやっぱり距離感ですかね。お互い自由にする時間を許し合う。それがあるからいいのかもしれません。
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KONISHIKIさんの事務所社長を務める千絵さんは、家庭だけでなくビジネスにおいてもパートナーです。現在は相撲ショーでアメリカ全土を回るなど、海外にも仕事の幅を広げているKONISHIKIさん。「社長なんて、名ばかりですよ」とはいうものの、その裏には千絵さんの支えがあるようです。
PROFILE 小錦千絵さん
こにしき・ちえ。1月7日生まれ 東京都台東区出身舞台芸術学院 ミュージカル科卒業。KONISHIKIの妻であり、会社の代表でもある。シンガー、フラダンサーとしても活動。現在はハワイアンライブ、イベント出演、KONISHIKI BBQイベント開催、CM・TV出演、フラワークショップを不定期にて開催している。
取材・文/小野寺悦子 写真提供/KP