約30年振りの撮影準備も、無理な運動はしなかった

斉藤慶子
ビールを嗜む斉藤さん                                                                    

── ちなみに、お仕事柄もあるかもしれませんが、あまり体型の変動もないように感じます。

 

斉藤さん:20代のときに1回だけダイエットしたことがあります。当時のマネージャーさんがダイエットをしていたときに、一緒にご飯を食べているとマネージャーさんが残すので、もったいないからと私が食べていたら太っちゃって。身長が163センチでベスト体重が47キロだったんですけど、2か月で53キロに。9号の服がキツくなって、周りから「二重顎だよ」って言われちゃって。そこから食事量を減らしていくと、今度は44キロまで落ちてしまって、少しずつ元の体重に戻していきました。

 

ここ数年では、2021年に水着の撮影をしたときですね。水着は約30年ぶり。しかも還暦過ぎての撮影になりましたが、撮影まで時間もあまりなかったんです。私は運動しないから、今まで以上に野菜を摂ろうと。1日2食にして、もともとキャベツが好きだったので、キャベツを2分の1個、毎日せん切りにして食べてました。マヨネーズはかけましたが、カロリー80%カットを選んでね。あとは、1日5、6回体重計に乗ってマメに体の変化もチェックしていたと思います。

 

── 還暦ビキニから4年経った今もスタイルを維持されていらっしゃるようで素敵です。

 

斉藤さん:撮影のおかげで、今は1日2食をしっかり食べる。間食はしないので体調はいいですね。あまり悩みごともないし、夜も寝つきがいいですし。今は、仕事が多忙だったときとは違う時間の流れ方をしていますが、おいしいものを食べながら、健康に気をつけて穏やかに過ごしています。

 

 

還暦を迎えてますます美しくなる斉藤慶子さん。「ファンデーションはクレンジングで落とさない」「髪の毛は自分で切ることもある」など、美容は自己流というから驚きです。ただ、食後のすぐの歯磨きは欠かさないそうで、それが体調管理にも繋がっていると教えてくれました。

 

PROFILE 斉藤慶子さん

さいとう・けいこ。1961年生まれ。宮崎県出身。82年大学在学中にJAL沖縄キャンペーンガールに選出されて芸能界へ。モデル、俳優、タレント、番組司会など幅広く活躍。現在は1児の母。

 

取材・文/松永怜 写真提供/斉藤慶子