キスが楽しすぎて帰宅が深夜に…玄関の外で父に怒鳴られ

── 自然ときちんとしていたんですね。では、ご両親に怒られた記憶はありますか?

 

稲田さん:ルールを守ることについては厳しかった気がします。高校2年生のときに初めての彼氏と初めてキスした日に、キスが「楽しい!」ってなりすぎて、帰るのが夜11時くらいになってもうて。家に着いたら玄関の外で父に怒鳴られて…。そこから、門限はめっちゃ気をつけるようになりました。父に怒られたのはそれが最後です(笑)。

 

稲田美紀
15歳のころ。なんとなく面影が

── 心配してくれていたんですね。すごく素敵なご両親ですが、「先生」という職業柄、ほかの家と違うと感じたことはありましたか?

 

稲田さん:人の出身校がすぐ出てくることですね。両親とも、クセで出身校を勝手に覚えちゃうみたいです。嵐の櫻井翔くんだったら、「慶応のね」とか。それがアインシュタインの河井ゆずるさんとかでも「南高校のね」とか言うから、「そこまで!?」って(笑)。特に父は、高校受験の学習塾の先生やったんで、出身高校がパッと出る。これはほかの人にはない感覚やと思います。だからといって、学歴で人を見ているとかではないんですけどね。

 

あと、母がいま絵手紙教室に通っていて、その先生のことも「先生」って呼ぶのややこしいなって思いますね(笑)。小学校の同僚の先生ともまだおつき合いがあって、習い事の先生も同僚の先生も「先生」なので、「何の誰!?」ってややこしくて。「先生」という言葉が、一生つきまとうんやろうな。