腎臓結石が見つかって

つるの剛士
つるの剛士さんの愛車・Kawasaki「Z900RS」

── 現在49歳のつるのさん。3年前には、尿路結石のひとつである「腎臓結石」がみつかったそうですね。どういう症状だったのでしょう?

 

つるのさん:尿に血が混じっていたことをきっかけに受診をして、腎臓の検査をしたら「腎臓に石がある」と言われたんです。まだ痛みなどは感じたことがないのですが、いつ何かのきっかけで石が転がって痛みがくるかわからないと言われているので、ちょっとでも違和感があるとビクビクしちゃって。周りでも、尿路結石を経験している人が結構いるのですが、みんな口をそろえて「激痛だった」と言いますし。

 

ただ自分ではコントロールできるものではないので、経過を見ていくしかないみたいです。お医者さんから、水分をいっぱい摂って、定期的に運動を行うことが大事と聞いたので、健康管理だけはちゃんとしなきゃいけないなと思っています。以前、コロナ禍でかなり太ってしまったときには、3か月で15キロのダイエットをしたんです。

 

── 3か月で15キロも!きっかけはなんだったのでしょう?

 

つるのさん:長女をバイクの後ろに乗せたとき、プニプニになった僕の腹を触りながら娘が笑っていたんですよ。それがショックで。娘の前ではカッコいいパパでいたいじゃないですか。翌日に一念発起してジムに入り、トレーニングをスタート。脂肪を筋肉に変えていかないと見た目が変化しないので、ひたすら筋トレを行いました。自分の変化をずっとビデオに撮り続けてモチベーションを維持し、3か月で15キロ、体脂肪を5%にまで減らしました。

 

僕の場合、『ウルトラマンダイナ』(アスカ隊員役として主演)のイベントで、ウルトラマンの隊員服を着ることがあるので、あまり太ると衣装がピチピチになっちゃう。あの隊員服は革でできているので、自分の体の変化がすぐにわかるんです。ウルトラマンの隊員服がいつまでも入るような体をキープしておこうと意識はしていますね。

 

── 釣りやサーフィン、バイクやキャンプなどのアウトドアを楽しみ、将棋はアマチュア三段の腕前。まさに、趣味の達人ともいえるつるのさんですが、まだまだやってみたいことが尽きないとか。

 

つるのさん:人生あっという間に終わっちゃうので、やりたいと思ったことは全部トライしたいんです。「これをやっときゃよかった」と後悔するのがいちばんきついじゃないですか。50代を目前にして、とくにそう感じるようになりました。

 

実際にやってみたけれど、合わなかったものもたくさんありますよ。過去には、映画『トラック野郎』の影響で、トラックを装飾したり、塗装して外装を飾る「デコトラ」にハマり、自分でもトラックを買って改造しようかなと思ったことも。結局、駐車場がないから断念しましたけど。

 

── お子さんとの共通の趣味もあったりするのですか?

 

つるのさん:最近、下の子と一緒にハマっているのは、ファミコンですね。

 

── ファミコン?昭和世代に流行ったあの?

 

つるのさん:そう、あのファミコンです。当時のファミコンをまだ持っているので、息子と一緒にドラクエをやっています。今は最先端のテクノロジーを使ったゲームがたくさんあるけれど、まずはアナログな世代のゲームから経験させようかなと。まあ、ただ単純に僕が一緒に子どもとファミコンで遊びたいだけなんですけどね(笑)。以前、『ポケモン言えるかな?BW』という歌を歌っていたころは、ポケモンのカードゲームにもハマりましたし、近所の子どもに「歌って歌って」とリクエストされて何万回歌ったことか(笑)。最近またウルトラマンのカードゲームも発売されているので、子どもと一緒に楽しんでいます。

 

PROFILE つるの剛士さん

つるの・たけし。1975年、福岡県生まれ。神奈川県藤沢市在住。「ウルトラマンダイナ」(TBS系)でアスカ隊員役を演じ、2008年には「クイズ!ヘキサゴンII」(フジテレビ系)で「羞恥心」を結成し、人気を博す。2022年春、短大を卒業し、幼稚園教諭2種免許、保育士資格を取得。プライベートでは、二男三女のパパ。

 

取材・文/西尾英子 写真提供/つるの剛士