『クイズ!ヘキサゴン』で珍回答をしていた自分が、子どもに「勉強しなさい」なんて言えないと語る、つるの剛士さん。思いきった行動に打って出たことで気づいたことがりました。(全4回中の1回)
長男は成人するも「子育ては今がいちばん大変」な訳
── つるのさんといえば、5人のお子さんを持つ、芸能界きっての子煩悩パパとして知られています。昨年、長男の詠斗さんが成人式を迎え、来年は長女のうたさんも20歳になるそうですね。子育てとしては、ひと段落ついた感じなのでしょうか?
つるのさん:5人の子どもたちは、長男の詠斗を筆頭に、長女のうたが19歳、二女のおとが17歳、三女のいろが15歳、いちばん下が次男の絢斗で8歳になります。たしかに、バタバタと慌ただしい子育ての時期は過ぎましたが、いろんな意味で「むしろ今がいちばん大変なのではないかな」という気がしていますね。
── と言いますと?
つるのさん:現実問題として、5人の子どもたちは今がいちばんお金のかかる時期ですからね。子どもがやりたいことはできる限りさせてあげたいので、パパは頑張って働かないと。僕は今、49歳ですが、50代ともなると今までとは仕事の仕方や身の置き方も変わってくるでしょうし、それに向けていろいろと考えながら準備をしている段階ですね。
── インスタグラムでも、たびたびお子さんたちが登場されています。お子さんと一緒にいるつるのさんの表情はとても穏やかで、仲のいい様子が伝わってきます。
つるのさん:子どもたちとのコミュニケーションはすごく多いですね。ついさっきも三女と2人でコーヒーを飲みながら、娘が部活でやっている弓道の話で盛り上がっていたところです。「うまい人とそうでない人の違いって何なの?」と聞くと、弓を引く姿勢が明らかに違うのだとか。
子どもたちも成長してそれぞれ自分の世界を持つようになってきたので、いろんな話を聞くのがすごく楽しいですし、こちらの好奇心も刺激されます。
── 子どもの好きなことに関心を持ち、掘り下げて聞いていく。子どもにとっても楽しい時間でしょうね。会話も弾みそうです。
つるのさん:子どもとの関係はフラットだと思います。親である前にひとりの人間として関わることを大切にしているので、「親と子はこうあるべき」という考え方はしません。子ども達の宿題を見ているときも、分からなかったら子どもと一緒に調べてみたり、自分が塾に入ってみたり。