自分には縁もゆかりもないと思っていたら、意外なところでつながっていたなんてことがたまに起きたりします。ミュージシャンのダイアモンド☆ユカイさんも、埼玉県深谷市とは、不思議な縁でつながっていたそうです。(全5回中の1回)

イベントのために新曲を書き下ろして大合唱

── 埼玉県・深谷市の親善大使を務めるダイアモンド☆ユカイさん。2024年は深谷のロックイベント「ネギロックフェス2024」のプロデュースを務めています。手応えのほどはいかがでしたか?

 

ユカイさん:おかげさまでフェスは大成功でした。大黒摩季さんと佐藤タイジくんのバンド・ComplianSなど、最高のメンバーが集まってくれて、もう大盛り上がりでしたね。「ネギロックフェス」の会場は深谷市民文化会館の大ホールでしたけど、さらにその周りでも産業祭みたいなことをやっていたり、地域全体で深谷を盛り上げようとしていて、そこもすごくいいところだなと思ったし。自分はこのイベントのために『I ラブ ネギROCK』という曲を作って、最後は大合唱になりました。これを機に深谷から全国にこの曲を流行らせようと思っているんです(笑)。

 

ダイアモンド☆ユカイ
深谷市のフェスでシャウトするダイアモンド☆ユカイさん

深谷がお袋の故郷とは知らずに親善大使に

── 深谷はユカイさんのお母さんの故郷だったとか。

 

ユカイさん:当初はそうとは知らなくてね。というのも、うちのお袋の故郷は永田という場所で、そこはもともと深谷ではなかったんです。20年前に隣の川本町と合併して、深谷市になった。その経緯を把握していなかったので、自分のお袋の故郷が深谷だとは思ってはいなかったんですよね。フェスのプロデュースを手がけたのも、たまたま知り合いに「深谷で『ネギロックフェス』というのをやっているから、ユカイさんちょっと見に来てくれませんか?」と誘われたのがきっかけ。そのときは「ネギロックっていう名前、おもしろいね!」なんて話したりしていたんだけど。

 

お袋の故郷だと知ったのは、深谷の親善大使の話をもらったとき。そこで初めて、深谷だったんだと気づかされた感じです。

 

── ご縁があったのですね。

 

ユカイさん:本当にそう。「ネギロックフェス」や親善大使にしても、間違いなくお袋が連れてきた話なんだろうなって思います。仕事でもプライベートでも、「あれ、これ、お袋が持ってきてくれてんだろうな」って思うことがよくあって。

 

ダイアモンド☆ユカイと実母
深谷が故郷だったお母さんとのツーショット

さかのぼれば、(所属している事務所の)サンミュージックに入ったのも何かのご縁。キャシー中島さんが同じサンミュージック所属なんだけど、もともとキャシーさんのお母さんとお袋が親友だったんです。そんなこともあって、いまは「キャシー姉さん」って呼んでいます(笑)。不思議なことに、自分が行くところ行くところ、お袋とつながっているんですよね。