「練習したい」「宿題が先!」。のちに五輪スケーターとなった村主章枝さんの親子にも、こうした会話がありました。美人姉妹として話題の妹さんの話も含め、アラスカで育った幼少期の暮らしを振り返ってもらいました。(全4回中の3回)
アラスカでの幼少期は気球に乗ったり魚釣りをしたり
── 村主さんは幼少期、アラスカで過ごしたそうですね。
村主さん:父の仕事の関係で幼少期にアラスカで生活したことは、スケートや感性に大きな影響を与えています。夏は短く、冬はつねにマイナス30度。ちょっと車で行けば、流氷が見られて、鯨が泳いでいました。犬ぞりレースを見に行ったり、気球に乗ったりと、いろんな経験をしました。両親はこのチャンスがなければアラスカで生活することはもうないだろうからと、夏も魚釣りやキャンプとありとあらゆる経験をさせてくれました。
── 大自然の中で過ごしたのですね。苦労はありませんでしたか?
村主さん:現地校に通ったので、苦労も多かったと母から聞かされます。英語が全然できないので、最初は「幼稚園に行きたくない」って泣いていたらしいです。私はあまり覚えてませんが…。