55歳で慶應義塾大学の大学院に通い、60歳では約30年ぶりにグラビア撮影にも挑んだ斉藤慶子さん。年齢を重ねても、新たな挑戦を続ける斉藤さんの原動力は。(全4回中の4回)

60歳を過ぎて還暦ビキニの話が来た

斉藤慶子
55歳のときには慶應義塾大学大学院に入学を果たした

── 2021年、還暦を超えて約30年ぶりに撮ったグラビア写真が話題になりました。グラビアの話が来たときはどう思いましたか?

 

斉藤さん:若いころはグラビア写真もたくさん撮ってもらいましたが、しばらく水着の撮影をしていなかったので、本当にやるのかなって。でも、30年ぶりのグラビアでしたがあまり気負いもなく話が進みましたね。

 

── 撮影に向けて体作りなどされたのでしょうか。

 

斉藤さん:毎日の腹筋と、鏡で顔や体をチェックしたくらい。ジムには通っていませんが、もともと家の中でずっと動き続けているし、テレビの前でじっとするのは『相棒』を観ているときくらい(笑)。食事は好きなものを食べていましたが、油は取りすぎないように気にしたのと、朝にたくさん食べたら夜は減らしたり、イタリアンのお店に行ったときはトマトの冷製パスタでカロリーを抑えてみたりと、好きなものを食べつつも食事量やカロリーは意識しました。どうしてもお腹が空いたときは飲み物だけとるようにして。体重計は洗面所に行くたびに乗っていたので、1日に5、6回は乗っていたのかな。

 

── 撮影はいかがでした?

 

斉藤さん:グラビアが久しぶりだったので最初は多少ソワソワしたし「みんなも水着になればいいのに!」って思うくらい恥ずかしかったです。でもカメラマンの野村さんは若いころから何回もお仕事させてもらってきたから安心でしたし、いい記念になったと思います。

 

── 旦那さんと娘さんは写真をご覧になりましたか?

 

斉藤さん:もちろん見て、娘は「へえ」って。「いいね、ママきれいだね」なんて、絶対そんなこと言わないですから。主人は周りの人にたくさん配ってました(笑)。